Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

2020-01-01から1年間の記事一覧

対話できる若さ

シニアの方と仕事をしていて感じること。当然ながら年齢を増すことに体力、能力の個人差が大きくなるのものですが、大事だな思うのは『人の話を興味をもって聞き、対話ができること』 自分の話したい話を相手の反応も確かめることもなく、立て板に水のごとく…

都構想敗因のメカニズム

大阪都構想は今回も僅差で否決となってしまったわけですが、大義があるかのように見えていた都構想のメリットがイマイチはっきりしないという声が多くあり、むしろ短期的なデメリットを多く訴求されたことで高齢者を中心とした保守層が賛成に回らなかったこ…

台湾的第一印象

日本橋室町にできた誠品書店。ずっと行きたいねなんて話していたのですが、昨日娘に誘わようやく行くことになったわけです。 誠品書店は本場台湾より質感が落ちるな・・というのが印象。 誠品書店をモデルに作った蔦谷代官山店、二子多摩川蔦谷電気の方が遥…

太股と腸の関係

腸の動きを良くするには、太ももの筋肉を鍛えるのがいいらしい。太ももの筋肉をつけると、下半身や腸への血流改善に繋がる。結果、動きがよくなる。 腸の動きがよくなることの恩恵は、便秘が無くなることだけではない。体の免疫の大部分は腸で作られているの…

プロだから難題を引き受ける

この仕事の面白いところは、無理難題を解決すると専門性が身につき、また無理難題を相談されて専門性が身につくサイクルの繰り返しであること。 よって専門性の獲得や成長のポイントは、無理難題をなるべく引き受けていくことにある。ここが分かっていない人…

What do you do?

コンサルティングファームは基本的にジョブ型。だから、社外流動性も高いし兼業や業務委託型といった働き方もできてしまう。実際にそういう働き方をしてきた。 組織ではなく職務にコミットすれば必然的にそういう働き方になる。 職務にコミットするとは、Occ…

シンガーソングライターの限界

相手の要望を一つ一つ拾い上げ作り上げた研修コンテンツですから、自分がファシリテータとして提供すればうまくできるのは当たり前といえば当たり前なのです。 スライドや文字に落とし込んでいない背景情報をいくらでも提供できるし、社員の状況も手に取るよ…

感受と解釈のプリズム

物事における感受の深さと解釈の広さを持つ。日々を豊かに暮らしていく上では、この2つが大事なのだと思う。前者は感受性(レンズ・センサー)であり、後者は探究心(解析プロセッサ)というところになる。 両者は掛け算だから、どちらかだけ高くても果実は手に…

枕の効用

8月下旬頃からだったかと思うのですが、かなりひどい首と肩の痛みに悩まされていました。重いカバンを背中に背負う自転車通勤もないし、PCスタンドを使ってパソコン操作をするようにしていましたから、姿勢が極めて悪いわけでもない。 首を冷やしたのが原因…

笑いを科学する

今から15年前の2006年の時の事。NHKスペシャルで「"笑い"がビジネスを変える」という番組をやっていた。番組の中では、笑いの効用に関する医学的、社会学的な研究データも交えながら、笑いやユーモアが、企業のビジネスをどう変えようとしているのか、その最…

プロを評価するのは依頼人だけ

仕事を評価するのは世間でもなければ、自分でもない。"依頼者"だけだ。(ゴルゴ13) プロフェッショナルの仕事を評価するのは、自分でもなければ、上司でもない。ましてや部下の評価でもない。クライアントの評価こそがプロの生命線であるわけだ。 この原則…

自由への地図

自由っていったいなんだい 熱くなりたくはないかい 自由っていったいなんだい 思うようにいきたくはないかい (Scrambling Rock'n Roll) 自由を手に入れるために必要なことの大きな要素の一つはお金だ。大人に言われたとおり、一生懸命に勉強し、よい学校、…

お国言葉とアイデンティティ

同僚のWさんに関西弁でメッセージをしていた山口出身のU君。珍しい言い回しに、思わず『関西弁を使うんですね…』と漏らしたWさん。 そこに『東北弁も遣うんですよ…』と返すU君。 お国の言葉使ってほしいんで、『萩ことば使ってほしいな…』と僕。萩ことばって…

現地現物五感第一

会社にほとんど行かず、出張にも全く行かず。在宅執務中心とした毎日。ほどほどに暇だと近所に散歩にでも行けるわけですが、何だかんだとかなり過密にスケジュールが詰め込まれていると、移動時間が要らないのは効率的ではあるものの、自宅の1階と2階の往復…

Master of Lifeの基礎

外的キャリアは「衣装」内的キャリアは「服を選ぶときの好み、選択基準」と捉えることができるわけです。 世の中には様々な衣装があります。値段もブランドもデザインも様々。特定のブランドをいつも選ぶのもいいけど、ブランドへの過度な執着はお洒落の選択…

ガレージワーク

アクセル反応やエンジン回転が安定しないので、プラグ交換をしようと。前回交換したのは5年前ぐらいなので換え時といえば換え時です。 プラグ交換はこれまではオートバックス預けでした。ですが、イグニッションコイル交換が自分でできるのですから、自分で…

プロジェクトは現場で起きている

彼はある相談を受ける機会があった。 自分たちが内製化で作り上げてきた幹部社員向け研修は、もはや時代に即したものではなく、何より運用をし続けていくことが現実的に厳しい。見直していくにしても、全体観や他の研修との整合性も考慮しなくてはいけない。…

フリーチャイルド

ある研修で交流分析(=エゴグラム)を活用した自己分析を教えるセッションがあり、久しぶりに交流分析をしました。 エゴグラムというのは、自分自身が親や社会生活、幼少期の環境などから形作られる5つの性格要素を測るものです。 CP(Contorol Parent):支配的…

報酬の原則

世の中、金を扱う仕事の方が報酬が高い。金融機関はその典型であるし、組織人事においては役員報酬、報酬制度改革のフィーが高い。 すごく高度で難しいことをやっているのかというとそんなわけではない。ミスは許されないし細かなロジックが必要にはなるが、…

副業・兼業プラットフォームの可能性

自分の経験・スキルを活かせる、なおかつ自分が大事にしている価値観は、今の会社だけで満たすことができるのか? 今の会社で完全に満たせていないとして、新しい会社に変われば満たされるのか?それとも独立起業して自分の思うがままの会社を創れば解決でき…

健康な肉体への執着

「健全なる精神は、健全なる肉体に宿る」とするならば、不健全な精神は、不健康な肉体に起因する。 太陽の季節で作家デビューをした石原慎太郎氏は、太宰治などに批判的だった。「精神が不健康だ」と。それは肉体の健康が保てていないから。実際に戦中派作家…

薄底軽量型か厚底反発系か

最近のマラソンシューズは厚底反発系。箱根駅伝でもナイキの厚底靴旋風。 以前はレース用のランニングシューズといえば、薄底の軽量モデルが主流でした。僕が初めてレース用として買ったナイキのカタナレーサーもその系譜。このモデルも箱根駅伝のランナーに…

憧憬の水準器

『歳をとって奇妙に感じるのは、自分が歳をとったということではない。驚かされるのは、自分と同世代であった人々が、もうすっかり老人になっている…とりわけ、僕の周りにいた潑剌とした女の子たちが、今ではおそらく孫の二、三人いるであろう年齢になってい…

会社は対価を得る場に過ぎない

人生を振り返って、『自分はこの会社に仕えるために生まれてきた』なんて思う人はいないだろう。仮にそう思っている人がいたところで、よくよく話を聞いてみれば、そこで成し遂げてきた仕事や経験が他に代えがたいものであったというだけのこと。 会社なんて…

義に生きるか義憤にかられるか

山崎豊子さんは作品で一貫して「義」をもった生き方とは何かということを描いている。そうした作品の中で、「沈まぬ太陽」はかつて大きく影響されとても好きな作品だった。過去形というのは、見方が少し変わったからということになる。 国民航空(JAL)で将…

終わりを描くことから始める

自分の価値観や持ち味、不得手というものがハッキリ見えている人というのは、絶対観に裏打ちされた夢や使命を描くことができる。 見えていない人ほど、ポジションや報酬といった相対観のもとでしか夢を描けない。一流大学に入る、一流企業に入る、大手取引先…

首は冷やすにほどがある

夏場のランニングは体の熱が長く残りがち。日中に長距離を走るのは持久力を上げる以前に熱中症で体を痛めてしまうので夜に走るのだけど、それでも熱が体にこもり寝つきが悪くなる。 熱を下げて寝付きをしやすくするために、アイスノンを枕にして寝ているので…

社長よりプロ職人

コクヨのもとでの買収騒動に揺れたぺんてる。議決権を持つ5割の買収は失敗し、同業のプラスの傘下に入ることになった。この騒動は、ぺんてるの創業家三代目の社長がクーデターによって会社から追い出され、復権を図ろうとするものの失敗。自らの持つ株をファ…

『見えない人』はお金だけ

儲かるか儲からないか、売上が大きいか小さいか。事業に取り組む意思決定における大事な要素だ。一方で未来の可能性に繋がるか、否かというのが真に重要な要素。 後者はありきたりにいえば『ビジョン』ということだが、そこには未来において世の中や顧客が抱…

隣の芝は自分の芝

女の子は、自分の父親をその時その時でどのような存在として見るのだろう。少なからず、幼少期においては無条件に自分の元に走り寄ってきても、成長とともに距離をおくようになる。 そのタイミングは、小学校高学年、中学のあたり。距離を置くだけならいいが…