Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

2021-01-01から1年間の記事一覧

非日常の価値

就職して博多に赴任した長男。帰省には飛行機を使うわけですが、考えてみればこの1年以上国際線はおろか国内線にも乗らなくなった。送迎で羽田に行く機会はあるのですが、搭乗ゲートから先はいつしか遙か遠くの世界へ・・ かつては新幹線や飛行機に毎週山ほ…

Car inspection Round9

2年に一度巡ってくる車検。満了日が1/15でいつもは年始にする車検を今年は年末最終日に通してきました。 東京陸運局でのユーザー車検も5回を数え、もはやベテランの域。ですが2年に一度だと段取りを結構忘れていたりします。この2年の間には、ミッションの調…

捨てられなかった手紙

家の書籍を整理したいとの依頼を母から請けた。まず手を付けたのは自分の部屋の本棚。26歳で結婚し家を出てから、残されたままの棚が幾段かある。箱詰めをしていると2通の手紙が本の間から出てきた。それは中3と高3の時に出したラブレターの返信だった。抽斗…

隅田川のある生活

引っ越しをしたら、前の家のことを何かことあることに思いだしてしまうのではないか…郷愁の念にかられてしまうのではないか… 家を離れるときは、そう思っていました。特に離れるときはその想いはいよいよ強く、もう次に見るときは自分のものではない家を皆で…

ロイヤルストレートフラッシュ

今日は仕事納め。何かの終わりは、新しい何かの始まり・・ 様々な物事にピリオドを打ち、新しいことを始めた1年。ポーカーでいえば、手許のカードを総て捨ててオールチェンジで引き直した感じ。 ・ミドル・シニア領域の専門家というミッションに専念して働く…

ヘルスチェック

久しぶりの健康診断… と、いっても1年前。今年は様々なことがあったので、時間がとても長く感じる。今回は血圧が高めだった。先週にいった献血の時の値がノーマルだと思うのでひとまず参考に留め置く。 ただ、新しい環境に身も心もすっかり馴染んでいるわけ…

歌のある典礼

コロナが蔓延し始めた昨年2月から中止になっていた日曜ミサの聖歌隊。待降節第一主日の11/30からようやく活動が解禁となりました。解禁とはいっても完全解禁ではなく、歌唱は入祭、拝領、閉祭の箇所のみであり、4部合唱ではなくユニゾンであったりします。 …

聖路加礼拝堂とマッカーサー

NHK新日本紀行「東京のアメリカ」 東京に点在する「アメリカ」を紹介。福生市にある横田基地は分かりやすい。代々木公園が「ワシントンハイツ」という在日米軍の兵舎・家族用の居住宿舎跡地だったということは初めて知る驚き。 もう一つ知った史実。 それは…

実地ロードレース

久しぶりにマラソン大会にエントリーをした。来年3月に行われる三浦国際市民マラソン。前回大会を走ったのは2019年11月の手賀沼エコマラソンが最後なので2年半ぶりの大会ということになる。 ハーフマラソンだから、ルーティンで週末に走っている距離と同じ。…

専門人材を抱えられない企業構造

日本のデジタルトランスフォーメーション(DX)が遅れている理由の一つとして、データサイエンティストやIT人材がベンダー側に偏重し、その比率たるや約7割近くになってしまっているという原因が指摘されています。 さらにそのITベンダーは顧客特有の独自要…

お酒の街

僕が住んでいる新川のマンションの場所には、かつてキリンビールの本社ビルがありました。 仕事がら様々な会社を訪れているのですが、中野新本社にはちょくちょく出入りしていたものの、新川の社屋に出入りした記憶はほとんどありません。記憶が残っていたの…

若き日の母

実家に戻った折、母がアルバムを整理したいとのことで箪笥の奥からアルバムを取り出した。写真は母が独身時代だった頃のものだ。僕が知らない高校、社会人時代の母の姿がそこにはあった。 困窮の女手独りの家庭。三人兄弟の真ん中だった母は、成績が良かった…

挑戦者からもらう勇気

延び延びになっていた仲間との会合。ようやく開催に漕ぎ着いた。東急線沿線だったから何時も二子玉川で行うのが通例だったけど、僕が引っ越したことを考慮して渋谷開催。ラインではやり取りしているけど、顔を合わせるのは2年ぶり。 久しぶりに顔を合わせる…

生きるよすがとしての神話

村上春樹ファンの方は、BRUTUS村上春樹特集号の上・下を買い求めた人も多いと思います。僕もその一人。その中に「村上春樹が選ぶ51冊」というページがあるのですが、そこにはポピュラーな本は一冊もなかったりします。 まあ読んだことのない本ばかり… 気にな…

東京にあった居留地

外国人居留地というと真っ先に思い浮かぶのは、横浜山手、神戸三宮だったりするわけです。ところが、聖路加病院を擁する中央区明石町、湊町には『居留地通り』という通りがあります。今の僕が住んでいる新川のお隣です。 今や当時の面影を残す建造物は、レー…

人事DXが進まない訳

Googleのトップエンジニアの方と対話をする機会があった。 彼が言うDXの本質とは、データドリブンで付加価値を創造するという視点で物を考えていくこと。システム化では無い。システムは変えなくても、データの持ち方や分析の仕方を変えるだけで新たな付加価…

級友との感想戦

中学や高校時代というのはアイデンティティもまだ確固たるものではないし、仮にあったとしてもそれを周りに押し出すまでの強さも持ち得ていない場合も多かったりします。 強烈なエゴがあったり、何らかに支えられた自己肯定感があれば素の自分を周りに出せた…

Edge とColgate

海外旅行先でまずすること。スーパーかドラッグストアでその国でしか手に入らないヒゲ剃り用のシェービングフォームと歯磨き粉を購入して使うこと。香料が違うからそれだけで違う国に来たな…と思うのですよね。洗剤もそうですね。 最近はめっきり海外旅行に…

専門家のブラインドサイド

不動産を売却したことから、確定申告をする必要が出てきたわけです。売却を依頼した不動産会社の人は、3000万の特別控除を使えば売却額から特別控除と当初の不動産取得費用を引けば差分はないので、税金なんて払う必要はないですよ…とのこと。 なんだ安心だ…

Back Home

中央区はあまりご縁がある場所ではなく、住んだこともないですし、僕がPwCの時に汐留でちょっとだけ働いた事があるくらい。基本的に買い物に行く場所という位置づけであったりしました。 全く縁がない場所か…というと父方の祖父が銀座で戦争中まで文房具店を…

Dead or Alive

半年遅れて一人の新人が僕の組織にやってきた。新卒社員と一緒に仕事をするなんてもうずいぶんと久しぶりのこと。前の会社もその前の会社も新卒は採用していませんでしたから。 トップクラスの女子大を卒業。欧州への留学経験を持ち4カ国語を操る彼女。年齢…

センスメイキング理論

不確実性が高く変化のスピードの速い環境においては、精緻に環境を分析して正解を求めることなどできやしません。仮に『正解』というものが誰かによって導き出されたところで、そこに対する意味解釈は人によって多義的になる。その状態のままで集団が力を発…

エスプレッソマシン

僕は日々酒をたしなむということはしない人間なのですが、コーヒーは割と良く飲んでいます。ですから、オフィスで気軽に美味しいコーヒーが飲める環境というのはずっと憧れ。とはいえ、今までの会社はコンサルティングということもあり、いわゆる福利厚生的…

久しぶりのデンタルクリニック

歯医者に最後にいったのは、83歳になる義父の友人が赤坂見附で開業していた歯科医の方が廃業した時のことだから、もうかれこれ13,4年も前のことになる。その時も虫歯治療というのでは無く、丁寧に歯石をクリーニングし、表側の歯茎近くの根元に治療跡のコー…

あしたのジョーの舞台を走る

隅田川を北上し、白鬚橋から千住大橋までの西側に広がるエリア。ここはあしたのジョーの舞台になった山谷。日雇い労働者が集まるドヤ街だったところ。 あしたのジョーに隅田川のシーンは多く登場する。一番印象深いのは、のりちゃんとのデートの場面。ここに…

悪魔の放つ正義の矢

かつて吉岡は正当性のベールを纏った巧妙かつ周到なハラスメントと呼ぶべきものに遭遇した。 仕掛けの震源地は、吉岡より後に入社したディレクター永倉とシニアマネージャー占部。どちらも三顧の礼を持って入ったものの、実績は吉岡に遥かに及ばない。吉岡は…

通販コメント頼りの代償

毎日飲むコーヒーは、コストコで買うライオンコーヒーかスターバックスが不動のレギュラーであり、そこには何ら迷いが無かったわけですが。引っ越しのバタバタもありコストコに行く暇も持てそうに無く、Yahoo通販で評価の高かったコーヒーをポチッとやってし…

皇室の負う十字架

戦後14あった宮家はGHQによって大きく削減され、11が皇室を離脱し平民になった。邸宅も接収されその多くがホテルとなった。 少なくなった宮家において、最大の問題は皇位継承者である若い男性の確保。そのため皇室の範囲とする宮家の数を増やすこと、女系天…

盛暑を越えて

高所から陽射しが照りつける夏が終わり。ようやくルーフに出られる季節になってきました。終の棲家となる鎌倉もそれぞれいいところですが、利便性と購入費を勘案した上でこのような眺望を得る場所を得ることは、なかなか難しいと思います。 自分が言うのも何…

直感を磨くことの優位性

人は何かの刺激を受けたときに、直感と論理的思考が同時並行で働く。ただし、直感の方が論理的思考より速いために、正しい意思決定はできないとされる。その例が衝動買いを後から後悔するような事象。 よって、直感より論理的な意思決定の方が優れているし、…