Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

本を編む

10年前、僕は職場の同僚3人と本を書いていました。テーマは現場のマネジメント。プレジデントの編集者とコンセプトを詰め、半年くらいの時間をかけて執筆に取り組みました。紆余曲折ありながらも本は無事に世に出ることになりました。残念ながら大して売れな…

依存症と孤独

世の中には様々な依存症がある。アルコール、ニコチン、ドラッグ、カフェイン、果てはギャンブル、ゲーム、恋愛、セックスなど・・ アルコールにしてもドラッグにしても、常習性があるとはいえハマる人はハマるし、ハマらない人はハマらない。 依存症になっ…

就活を振り返るインタビュー

娘の大学の授業で就職活動を振り返るインタビュを受けた。最初はどんなことを考えていたのか、最終的にコンサルティング業界を選んだ理由…面接で聞かれたことなど。面接での印象深い質問と答え。Q1.あなたは自分のことをどんな人間だと思っているか?A.僕は…

優秀さの欠点

優秀さとはほど遠い人生を歩んできました。中学、高校と成績は下降一直線。浪人をして文系にコンバートし、自分の行きたい大学に入りました。大学では成績は悪くはありませんでしたが、優を並べた学生というわけでもありません。興味があるものは優をとる一…

男の子でいられる条件

村上春樹さんが以前、『男の子でいられる条件』というのを列挙していた。なるほどなあと思い、意識しているのだけど、この条件はどれもシビアなものだ。①月に一回 「床屋」にいく ②日常的にスニーカーを履く ③1万円以下の時計を着ける ④いちいち言い訳をし…

向田さんの審美眼

どのブランドだから、誰がつくったものだから、誰かがお奨めだと言ったから…自分の目で見て、自分としての最上、お気に入りというものを選べる、そうしたものに囲まれている生活ができるのが格好がいい。でもそれは、本当に自分の感性に敏感に素直に生きてい…

有事の天使

もうかれこれ5年前のこと。17時53分名古屋発東京行き新幹線。指定席に座ろうと車内に入ると通路奥に人溜まりがある。自席のそばまで来て見遣ると、中年男性が痙攣を起こしながら3人席の前で卒倒している。倒れる際に頭も切ったらしく、みるみる床に血だまり…

スーツの季節

最近はクールビズとかビジネスカジュアルが許容される環境になったこと、気温が高い時期が多いこと、自転車を多用していること、とにかく暑がりだということから、上下のスーツをパシッと着る時間というのが減ったなあと思うわけです。だいたい5月から10月は…

サーキットラリーではなく、サファリラリー

僕はコンサルティングプロジェクトは、冒険ツアーのパーティーだと考えている。この言葉にはいくつかの意味が込められている。・未知の領域を探索する中で発見があること ・未踏の領域は先人が歩いた地図がないから試行錯誤で時に辛い時も多くあること ・辛…

手のひらのバーチャル

久しぶりに訪れた代官山蔦谷二階のレンタル音楽コーナー。これもサブスクリプションが拡大してきた証左ゆえと言えるわけですが。音楽レンタルコーナーは、久しぶりに行ったら大幅な縮小をしていたわけです。いつもは違うフロアばかりにいたので全く気がつか…

ノーブランドで勝負する

組織においては序列というのがあります。実力、実績を上げてプロモーションされていく。コンサルティングファームでいえば、マネジャーというのが一つのメルクマール。コンサルタントとして一人前という一つの証左です。20代の新卒でITコンサルティングファ…

七五三の答唱

日曜ミサ答唱詩編ローテーション。だいたい、2ヶ月おきくらいに回ってくるのですが、僕の当番の時には子供関係のイベントであることが多く。今日は、七五三のお祝いでした。普段は日曜学校の子供たちと大人のミサは時間が異なるのですが、今日みたいな特別な…

座敷に呼ばれてナンボ

コンサルタントは芸者だから、座敷に呼ばれてナンボな訳です。本人がいくら能力があると思っていても、PMから見て使いづらい、顧客先に出せないとなればお呼びがかからない。その結果は、スタッフにおいては課金可能な稼働率として一目瞭然なわけです。マネ…

料理をする力

堀場製作所の堀場社長は、日経新聞電子版コラムで日本女性の素晴らしさとして「料理をする力」を挙げていた。イタリアン、フレンチ、中華料理、日本料理。日本の女性は、多様な料理を手際よく当たり前のように作る力を持っている。中国に行けば中国料理のみ…

女心と秋の空

男が怒る場合、そこにはおおむね「こうこうこうだから怒る」という筋道がある。女の人は、多くの場合そうではなく、普段は特に目くじら立てることでないことも、それが怒る時期になっていれば怒るし、それもかなり真剣に怒る。そのような時には防御を固め、…

設計は思考、運用は感情

失敗が多い人事制度。その原因の多くは評価制度を中心とした運用にある。評価のメリハリが付けられないため、年功者の既得権が維持される。若手の優秀者が集団に埋もれる。制度改革の理由は何時だって大して変わらない。・報酬の適正配分 ・戦略実現に必要な…

裁くより愛せる人に

「あなたがたは、自分の裁く裁きで裁かれ、自分の量(はか)る秤で量(はか)り与えられる」 マタイによる福音書 第7章 他者の欠点や問題ほど良く見えるものはありません。これを指摘したり、裁くなら同じように自身も裁かれるわけです。人間という存在は、…