Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

2018-01-01から1年間の記事一覧

ロミオとジュリエット症候群

恋愛において何らか障害があった方が気持ちが盛り上がってしまう現象。これはロミオとジュリエット症候群と名付けられている。 人は稀少性の高いものに魅力を覚える。それゆえ手に入りづらく障害があるものに執心するのは本能的なものだし、何もそれは恋愛だ…

オリジナリティの源泉

村上春樹さんは「オリジナリティについて」こう定義している。 ・オリジナリティを見つけていくためには、「自分に何かを足す」のではなく「自分から何かをマイナスしていく」作業が必要である ・何を残して何を不要としていくのかを見極めていくためには、…

小さなサンタからのおてがみ

諏訪にあるお客様を訪問する際に必ず立ち寄るのが、タケヤ味噌会館。工場出来たての味噌の直営販売をしています。 諏訪湖が見える味噌会館は、豚汁も飲めて時間を調整するのにもってこい。で、ここで販売している「樽出し生づめ味噌」の美味しさに惹かれ、来…

日本語プロセッサーの重要性

日本語変換プロセッサーというのは、テクノロジーが進歩をしてもなかなか大きな能力向上が望めないものの一つ。 WindowsOS、MacOS、MS-Office、Google世界に名だたるソフトウェアメーカーが提供する言語プロセッサーのどれもが、20年前のAtokの性能に未だに…

ひとりぼっちが好き

一人でいることが結構好きな人間です。いつも誰かと一緒にいたいとか、気のおけない人がいたとしても、それと同じくらい一人の時間をもちたいと思っていたりします。 先日、「一人でいても平気な人の特徴」というYoutube動画を見ていました。そこには5つの特…

努力は功利 夢中は心理

『努力』とは、将来手にしたい目標や成果のために、苦痛を堪え忍び、力を尽くして励むこと。批判的な見方をすれば、好きでもないことを我慢して、将来得られる果実のためにやっている功利的パラダイムともいえる。 「努力をすれば必ず報われる」 そんなの常…

女性品評が苦手

受付の子が誰がキレイでタイプとか。男の子の会話って何時になっても変わらないものなのね…以前の会社でよくあった。 と話す相棒のM嬢。 でも僕はそんな話一度もしたことないな。クラスでも誰が美人で誰が好きかとか…なんだかね、人をモノのように品評する、…

秒速5センチメートル

遠くにいる本当に好きな人より、近くにいる自分を好きでいてくれる人。 本当に好きな人との距離を縮めるのに必要な事は、時に自分の心に身を任せる強引さ。ただ、本当に好きだと相手を必要以上に崇高な存在と扱ってしまうことで、強引さは相手を汚す邪なもの…

犬山の夜

組織・人事をテーマに仕事をしていると、クライアントワークだけではなく、自分たちの組織、同僚の身の振る舞い、関係性など身の回りの全てがフィールドワークの対象になります。 ですから、このテーマに本当に高い興味関心を持っている仲間であれば、感じて…

残された松明が照らす未来

仕事柄色々な場所を訪れる。 僕は、私立文系で臨んだ大学受験をマイナー科目「地理」で行ったこともあり。国内、海外の地図は”舐めるように”見ていた。おかげで地勢、気候、産業、歴史についても主要なことは、頭の中にかなり残っている。 学生時代に地図上…

選ばない幸せ

選べる幸せというが、選択肢が多いほうが人は幸せなのか。大切なことは、選べないほうが幸せなのだと思う。 学校、会社、恋人、パートナー。人生において大事な選択だ。これらにおいては、意図して選択肢を作らないようにしてきた。結果として、選択ができな…

乃木坂のミルクティー

『うまい紅茶が飲める店があるんだ。行かないか?』 大学一年の6月下旬。僕は、前期試験勉強のためにO君の浪人時代からの行きつけの場所だという赤坂図書館に来ていた。乃木坂から程なくのところにあるこの公立図書館は、場所柄もあってか人気もまばら。試験…

366日

上白石萌歌さんが歌う366日。午後の紅茶のCMにも使われています。舞台は、南阿蘇鉄道 見晴台駅。熊本のクライアントで研修企画をしていた時には、南阿蘇鉄道には何回か乗りました。 雄大な阿蘇山を望む路線で、ひっそりと佇む駅舎の様子や流れる空気の感じは…

寄り添うやさしさか、突き放す愛情か

相手にいつでも寄り添ってあげることが愛なのか、というとそれは単なる「やさしさ」であってときに「愛」ではないと思うのです。 弱さや辛さを抱えて一人では立っていられない人がいたとします。その人に対して、「やさしさ」という支えをしてあげることも必…

職場の孤独

急速かつ複雑な技術進歩は、職務の高度な専門分化を必然的に生み出す。また、短期的視点で効率化を推し進めていくと、マネジメントに特化する人材は置けなくなってくる。 これによって起きる問題は、自分の仕事を理解する、見てくれている存在が、現場に皆無…

スマホロスの生活

先日の回線不通で携帯が使えないというのは想像以上に不便だなあ、と感じていた矢先今度は端末がやられてしまったのです。 2年前から愛用のiPhone7。バッテリーがヘタってきていたので、Appleのバッテリー交換キャンペーンを使って新しくしたところまでは良…

好みの異性のタイプは?

好きな異性のタイプは誰ですか?飲み会などではよくある質問です。これって昔から答えるのにとても困る質問です。芸能人だったら、誰ですか?とかね。 見た目のタイプや性格って特にないので、特定ができません。恐らくですよ、女優さんであろうが誰であろう…

正論突破の代償

『なぜ私に事前に情報を共有してくれないのか』 『一緒にやっている上では、影響があるのだから周知してほしい』 実に正論な訳です。でも、この人に従うことにはどこか抵抗があるのです。 なぜなら、意見は色々言うものの相手やその後のことをちっとも考えて…

献身ができるプライド

献身とは自己を差し置き、相手の期待、不安に立脚した対応を取ること。 最上:相手が期待していた以上のものを早く作る上:相手の期待にはいかないが、早めにアウトプットを出し修正をかける並:相手に言われたとおりのことを期日までに上げる下:「当人が考…

視線を意識する意味

様々な企業の50代社員を見る機会が多い。社員の発するオーラに、企業特有の「色」というものはあるけれど、50代ともなると外見や印象における”個人差の大きさ”というものをとかく実感する。 もはや疲れ切って老人のようになってしまっている人、まだまだ若さ…

ランチタイムの憂鬱

学校や職場でランチを共にする仲間がいないことに恐怖を覚えるコミュニケーションの葛藤を抱える人が増えているのだそうだ。それを恐れるがあまり、トイレでお弁当を食べたり、会社を辞めてしまう人もいるのだとか。もしくは、それを恐れるがあまり気の合わ…

Brand-new way

オフィスが南青山に移転した先週。初めての自転車出勤。先週、試しに交通費が一番安い定期券申請ルートとなる電車ルートで行ってみたのですが、当たり前だけど目黒線は激混み、列車が駅ごとでつかえて進まないこと進まないこと。ドアドアで50分くらいかかっ…

運とご縁の晴れ舞台

日経主催パーソルG協賛の「人と組織の未来アカデミー」。これまで行ってきた調査・研究、ソリューション開発PJの集大成の場でした。 キーノートスピーチは、守島先生から急遽米倉誠一郎先生に変わったのですが、米倉先生ファンの僕としては、久しぶりに先生…

ソフィーの面影

年末が近づいてくると永らく賀状だけのお付き合いをしているMさんを想い出す。彼女は小学生の時の塾から大学まで一緒の環境だった。子供の年も一緒で、もう少しで子供も同じ学校になりそうだった。最終的には異なる学校となり、僕も彼女とはクラスや学部が一…

見えない鎖と一期一会

『娘がパーソルでお世話になってるのですよ…今日の講師が石橋さんだって言ったら、知っているって…』 研修が終わると一人の受講者がにこやかに声をかけてきた。クラスでも最もベテランとおぼしき感じだが、眼に強い光が宿っている。 一年近く設計してきた総…

未来のことは未来の自分に任せよう

32歳にして胃癌で早世されたニュースキャスター黒木奈々さんの著書タイトル。言葉に尽くせない絶望と苦しみを経た方ならではの言葉です。 世の中には、自分ではどうしようもできない大きな問題が突如として降りかかってくる事があります。なぜ自分なのか、と…

カプリ島の煌き

MX TVで放映中の「JoJoの不思議な冒険 第五部黄金の風」。ローマ、ベネチア、ナポリ、カプリ島などを舞台として物語が展開されていきます。ちょうど、今週はカプリ島での攻防だったのですが、アニメーションにおけるカプリ島の描写が実にリアルで、2年前の…

締切は守る人なのです

旧知の方からの推薦があり、労政時報から出版される書籍の執筆をしたのです。タイトルは「65歳定年に向けた人事処遇制度の見直し実務」。複数の実務家による共著。原稿は約12000字。依頼日は9/7。入稿日は10/23。出版は12月・・とんでもないスケジュールです…

Plastic Love

竹内まりやさんの歌詞は、山下達郎さんとのおしどり夫婦の側面とは打って変わって、クールでドライに男を手玉に取る計算高い女性の心の内が描かれていて面白い。 Plastic Loveなんてその典型の歌詞。 でもこの歌詞はよくよく見ると、刹那なゲームで気を紛ら…

Female colleaguesが教えてくれたこと

自分が感じたこと、考えたことに素直であること。 一見、シンプルなようなことでありながら、集団の中でこのスタンスであることは難しかったりする。素直なスタンスを取ることで、周りからどう思われるのか、セーフティゾーンが侵食されるのではないか。そう…