Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

台湾的第一印象

日本橋室町にできた誠品書店。ずっと行きたいねなんて話していたのですが、昨日娘に誘わようやく行くことになったわけです。


誠品書店は本場台湾より質感が落ちるな・・というのが印象。


誠品書店をモデルに作った蔦谷代官山店、二子多摩川蔦谷電気の方が遥かに質感が良いと思います。質感を形成している要素は様々なあると思うのですが、一つは什器に木を誂えたものを使っていないこと。もう一つは照明です。もっと電球色の間接照明を使った演出をしないと雰囲気が出ません。とにかく明るすぎるのです。この辺のセンスを日本橋誠品書店をプロデュースした人には求めたかったですね。


台湾のお洒落可愛いグッズが多々置いてあるのはなかなか目にも楽しい。そして、本格的台湾茶が飲めるWang Den Chuanが併設されています。これは、素晴らしい。台湾はお茶が本当においしいですからね。


お茶を飲みながら、かつて僕が初めて行った海外旅行は台湾であり、そこで目にしたものや思いもがけない体験を彼女に話したのです


・気候が温暖で2月に行ったのに半そでで夜歩けること
・フルーツを売る夜店があり、そこには日本では見たこともないようなフルーツが売られていたこと
・研修旅行というスタンスで行ったが、年配者は日本語が流暢で敬意をもって接してくれたこと。タクシーでも行き先を告げるのに至難することはなかったこと
・研修旅行でのインタビューでは、日本と台湾との関係においてのキーワードは「互恵」であるという言葉が印象に残っていること
・現地で交流した高校生は女の子がすらりとした綺麗な人が多かったこと。原住民の血を引いていると思しき男子は明らかに見て分かり、運動能力が抜群に良かったこと
・食べ物を中心にとにかく物価が安く、加えて日本のポップスの海賊版が激安で売られており、中森明菜菊池桃子などのアルバムをそこで買い求めたこと・・
・最初に留まった旅館は、シャワーがぬるいお湯しか出ず朝ごはんはルーティンで、すぐにみんな飽きてしまったこと

・最後の晩の「圓山大飯店」はあまりのランクアップにみんなハイテンションになったこと
・賑わう寺院、屋台で軒を連ねるお店など、何か懐かしく安心する思いを覚える風景が多かったこと
・お茶がとてもおいしくて、お土産に茶葉を買い求めたこと
・ファーストインプレッションがとても新鮮でポジティブだったから、今でも台湾って好き


私の学校も修学旅行じゃなくて、研修旅行という立て付けだったけど、その年齢で友人たちと海外に行けるって羨ましい。お父さんの学校って、かなり当時でも進んでいた学校じゃなかったの?


という娘の感想でした。


言われてみれば、80年代に海外旅行に海外というのは非常に貴重で、感受性の強い高校生でこうした体験をさせてくれたのは、ありがたいことなんだなって思ったわけでした。未知数の多い当時の状況で研修旅行を企画した当時の教師陣には頭の下がる思いです。