Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ソフィーの面影

年末が近づいてくると永らく賀状だけのお付き合いをしているMさんを想い出す。彼女は小学生の時の塾から大学まで一緒の環境だった。子供の年も一緒で、もう少しで子供も同じ学校になりそうだった。最終的には異なる学校となり、僕も彼女とはクラスや学部が一…

見えない鎖と一期一会

『娘がパーソルでお世話になってるのですよ…今日の講師が石橋さんだって言ったら、知っているって…』 研修が終わると一人の受講者がにこやかに声をかけてきた。クラスでも最もベテランとおぼしき感じだが、眼に強い光が宿っている。 一年近く設計してきた総…

未来のことは未来の自分に任せよう

32歳にして胃癌で早世されたニュースキャスター黒木奈々さんの著書タイトル。言葉に尽くせない絶望と苦しみを経た方ならではの言葉です。 世の中には、自分ではどうしようもできない大きな問題が突如として降りかかってくる事があります。なぜ自分なのか、と…

カプリ島の煌き

MX TVで放映中の「JoJoの不思議な冒険 第五部黄金の風」。ローマ、ベネチア、ナポリ、カプリ島などを舞台として物語が展開されていきます。ちょうど、今週はカプリ島での攻防だったのですが、アニメーションにおけるカプリ島の描写が実にリアルで、2年前の…

締切は守る人なのです

旧知の方からの推薦があり、労政時報から出版される書籍の執筆をしたのです。タイトルは「65歳定年に向けた人事処遇制度の見直し実務」。複数の実務家による共著。原稿は約12000字。依頼日は9/7。入稿日は10/23。出版は12月・・とんでもないスケジュールです…

Plastic Love

竹内まりやさんの歌詞は、山下達郎さんとのおしどり夫婦の側面とは打って変わって、クールでドライに男を手玉に取る計算高い女性の心の内が描かれていて面白い。 Plastic Loveなんてその典型の歌詞。 でもこの歌詞はよくよく見ると、刹那なゲームで気を紛ら…

Female colleaguesが教えてくれたこと

自分が感じたこと、考えたことに素直であること。 一見、シンプルなようなことでありながら、集団の中でこのスタンスであることは難しかったりする。素直なスタンスを取ることで、周りからどう思われるのか、セーフティゾーンが侵食されるのではないか。そう…

おとぎばなし

薬師丸ひろ子さんが歌う中島みゆきさんの曲には素晴らしい曲が多いですが。この歌も間違いなくその一曲でしょうね。一位は、未完成かな。 しかし、こんな短い歌詞の中に人生の本質を抉り取って描き出している中島みゆきさんって、本当に尊敬します。 『おと…

走ることと歌うこと

週末は長距離走と教会で歌うことが大切なルーティン。前者は肉体的、後者は精神的なデトックスであり、活力の源。どちらかが出来なかった週末は、翌週なんか調子が出ません。 先々週の日曜日は、教会で七五三のお祝い日。普段のミサは別々ですが、この日に限…

男のプライド

「年上男性部下がつく可能性が一番あるのが、Wさんだと思うのだけど。大変だと思うんだよね。身近なところを見てもね」 『やっぱり、男性にはプライドがあるからなんだと思います。ものが分かっていなくても、分かったふりをしてしまう・・』 「そうなんだよ…

差し出した若さ

普段は寡黙で感情をあらわにしない親父は、酒を飲んだときだけは饒舌だった。酒の力を借りないと本音の話ができない不器用な性格。だから、毎日外で飲んでくるか、家でも晩酌が欠かせなかった。その習慣が寿命を縮めたのは間違いない。 そんな親父と僕は性格…

武士は食わねど高楊枝

恋愛依存。誰かに寄りかかっていないといられないという人がいる。 こういう人における恋愛の目的は、自分の中にある穴を埋めること。相手への自己犠牲の愛ではない。問題なのは、誰かに埋めてもらおうと思ってもその穴は永遠に埋まらないということ。穴を埋…

One step closer

大学のときに好んで聞いていた永井真理子さん。漆黒のトンネルから抜け、たどり着いた場所。希望通りの大学と学部。毎日が輝いて見えた。そんな毎日に彼女の曲はマッチしていた。 誰もが皆 心の中で描いている生まれたときに ほら 授けられた白いキャンパス…

命の力

37年に及ぶ「流転の海」の完結にあたってNHKニュース9が、宮本輝さんの自宅に赴き行ったインタビューを放映していました。 宮本輝さんは、25歳の時に重度のパニック障害に陥り、一人では電車にのることの出来ない体になります。彼は、当時結婚したばかりで子…

意識と感覚

先日、養老孟司さんの講演を聴く機会がありました。話の内容は、最新著書の「遺書」の内容からだと思われるのですが、非常に興味深く、記憶に残ったものを書き留めておきます。 「意識」が何によって成立しているかは、現代の科学をもっても未だに証明されて…

シティナビゲーター

昔から他人に道をよく尋ねられる。先日も新宿南口の高島屋入口付近を歩いていると、中国人の家族連れにわざわざ覗き込んで道を尋ねられた。何でも、ディズニーランドにバスで行くので、バスターミナルはどこなのか?ということらしい。エスカレーターに一緒…

28インチのデニムパンツ

健康診断で行った身体測定。ウェストを計ると69cmだった。体重は、63キロで変わっていない。僕史上、60cm台は久しぶりのことである。高校以来? 別段ダイエットなんてしていない。大の甘党なのだが、ここのところ間食する時間がなかった。加えてレースでスト…

探しものはなんですか?

探しものはなんですか?見つけにくいものですか?鞄の中も机の中も探したけれど見つからないのに まだまだ探す気ですか?それより僕と踊りませんか? 探すのをやめたとき見つかることもよくある話で踊りましょう夢の中へ行ってみたいと思いませんか?(井上…

旅をする同志

”子供の時から思っていた。町に住んでいると、それはたくさんの人と出会う。しかし、普通の人たちは、 一生で真に気持ちがかよい合う人が、いったい何人いるのだろうか…?小学校のクラスの○○くんのアドレス帳は、友人の名前と電話番号でいっぱいだ。50人ぐら…

出逢いの真理

ファーストガンダムの面白いところは、人の真理をついた台詞やストーリーというのが随所にまぶされているという点にあるのだと思うのです。 言葉を解さずして、相手の考えが読み取れるニュータイプという存在は、俗世に生きる人の悩みをある意味で超越した存…

オールかハーフか

オールかハーフか。と言っても、マラソンのことじゃありません。革靴のオールソール交換かハーフソール交換かというお題。 先日の出張帰り。だいぶ履いてきたリーガルの底が割れてしまったのです。自転車のペダルエッジでソールを傷つけるから致し方ないとは…

『諦める』は『明らかにする』

NewsPicsで特集されている沼田尚志さんのインタビュー。スーパーイノベーターの彼の生い立ちに迫る中で、青春期の不条理な病の出来事が出てきます。 中学時代に突如脳梗塞を発症し、三ヶ月も意識が戻らなかった彼は、一命を取り留めたものの重い障害を残した…

寂寥感と感受性

本当の寂しさを知っている、現在進行系で味わっている人というのは、感性が研ぎ澄まされている。そういう人の発する言葉は胸に突き刺さる。 感性が豊かな人の宿命だと思うのだが、様々なものを感じ、理解してしまう人というのは、同時に大きな寂寥感を抱え込…