シニアの方と仕事をしていて感じること。当然ながら年齢を増すことに体力、能力の個人差が大きくなるのものですが、大事だな思うのは『人の話を興味をもって聞き、対話ができること』
自分の話したい話を相手の反応も確かめることもなく、立て板に水のごとく話す方っているのですよね。
いくら知見を持っていたとしても、一方的な語りしかできないようだと、課題やニーズと紐付けたソリューションになることはありません。
こういう人って、無条件に人の話を聞いてもらえる状態にあり、問題も指摘してもらえていなかった管理職の方に多く存在する気がします。
人に話をし出すと止まらないのは、
・自分を制御する力が衰えている(感情も含め)
・その自分を認知できていない
・相手の表情や反応も見えていない
・自分にないものを相手が持っているかもという前提がない
・一方的に語ることで自己顕示欲を満たしている
といった複数の要因で発生するように思います。
ヘンリーフォードは『青春とは人生のある時期をいうのではなく、心の持ち方をいう。学ばなくなったときに人は老いる』
と言っていますが。
誰からも話を聞き、対話をすることができる人はシニアではないのだろうな…と思うのです。