Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

What do you do?

コンサルティングファームは基本的にジョブ型。だから、社外流動性も高いし兼業や業務委託型といった働き方もできてしまう。実際にそういう働き方をしてきた。

 


組織ではなく職務にコミットすれば必然的にそういう働き方になる。

 


職務にコミットするとは、Occupationを問われて明確に職種を表明できるということに他ならない。

 


社会人になる前から、What do you do? と問われたときには外国人にも明確に分かる、アイデンティファイされる職業に就きたいと思っていた。会社員とか総合職とか事務職という英訳不能の意味の分からない職業はゴメンだと思っていた。ついでにいえば退職金という足枷で組織に長く人を縛っておこうとする会社も御免だった。

 


ジョブ型雇用などというのも、組織よりも職務に忠誠を尽くすスタンスで仕事に臨んでいなければ、結局かつての成果主義制度と同じで、報酬の妥当性を示すモノサシとして賃金を適正化する手段以上のものではなくなる。

 


あなたの職業は何ですか?と問われて、明確に答えることができる。それを選んだ理由も明確に答えられる社会になっていかないと、ジョブ型なんて根付く訳なんてない。

 


会社選びの理由は答えられても、今している仕事、選んだ理由を明確に答えられる人はどれだけいるのだろう…基本はそこからだよね。