Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧

昭和30年代の東京

三島由紀夫『鏡子の家』の冒頭には、銀座から退屈しのぎに月島の埋め立て地を見に行こうと主人公たちが車で出かけるシーンがある。昭和30年代。銀座から月島に行くためには、今と同じように勝鬨橋を渡らなくてはいけない。 昭和45年まで開閉していた勝鬨橋は…

華麗なる一族の顛末

財界の後ろ盾があった中でサンケイグループの設立と拡大に寄与した鹿内家はいわゆる創業家ではない。正確には創業メンバー。一方でその地位を世襲という形で3代に渡って維持しようとした。3代目は、娘婿を鹿内に改姓させて継がせようとしたのである。 これに…

厚底シューズが気になる

箱根駅伝でも一般的になった厚底シューズ。かつてナイキの独占状態でしたが、今では様々なメーカーから製品が出されています。2025年の箱根駅伝はアディダス、ナイキ、アシックスがトップ3でシェア争い。市民ランナーですとHOKAなども売れてます。 競争が激…

GMSの落日

ダイエー、イトーヨーカドー、ジャスコ、西友 80年代に総合小売業(GMS)として上位を連ねた4社。ダイエーは、中内功氏の衰えとともに解体。西友はウォルマート、外資ファンドの手に落ち、さらに売却の道が探られている。 セブンイレブンを擁していたイトーヨ…

運命の人

類い希な情熱と能力をもった人間に寄せた恋心。その気持ちは主人公が追い求める密約書類の情報提供という形に現れる。だが、機密情報漏洩が発覚し検察からの告訴を受けた瞬間に、彼女は情報提供は恋心という動機から来たものではなく、主人公から半ば脅され…