2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧
先日、娘と妻が部屋にこもって話をしていた。娘が泣いているのが分かる。何があったんだい?と妻に聞くと、やや怒った口調で直接聞いてみたら?という。 娘の部屋に行き話を聞いた。なんでも、1年で履修することにしていた英語クラスのプリテストを受け損ね…
去年の同時期、僕は2日に渡り国会図書館で調べ物をしていた。クライアント企業のダイバシティ経営を推進する上にあたって、創業者の理念と符合する言葉を見つけるために。 米国社会における差別や格差を前提とした中で生まれたダイバシティ。創業者が言って…
90年代を代表するシンガーソングライター古内東子さん。恋愛の神様、なんて一部では言われ女性からの支持も高かった。彼女は、自分の経験したことしか歌詞にはしたためていない、それが出来なくなったら歌手を辞める、とも言っています。 彼女の歌で一番好き…
大学でコミュニケーション学を専攻している娘からのインタビュー。テーマは「父親として娘の子育て」なぜ父親かと言うと、なんでも母親にインタビューをするとお決まりになって面白くないからだそうだ。 自分を育てているときに何が心配だったか、大変だった…
利休が確立した「茶の湯」は、禅宗の流れを汲みながら、カトリック教会の聖祭(ミサ)にヒントを得たものであると言われている。 利休自身がクリスチャンであったかの証拠はないものの、「利休七哲」と呼ばれた七人の弟子で、高山右近、牧村兵部、蒲生氏郷の…
中高一貫校の校長先生だった西神父は、朝学校に遅刻してきた女子生徒を見つけ、彼女に理由を尋ねます。『期末試験の勉強を毎日深夜までする中で、朝どうしても起きられなかった』と彼女は答えます。 「どうして毎日深夜まで勉強をしているんだい?」『いい大…
「管理職になりたくない」そういう人が増えているそうです。責任が重く、残業代もつかない。気楽にできる非管理職のほうがいいからだそうです。 管理職とはマネジメントを担う人です。そして、マネジメントとは人を通じて事をなすもの。そもそも人に関心のな…
英雄の旅を巡る神話は、形こそ違ってもあらゆる文化圏に存在する。それは程度の差こそあれ、誰もが納得のいく自己変革プロセスだ。(ロバート・E・クイン ディープチェンジ) 一般に「神話」には「事実でない」というニュアンスがあるが、そこには、物事を意…
先日、キャリア採用者向けHPに掲載するインタビューを受ける機会がありました。 入社してまだ1年。ですが組織をアピールする顔として選んでいただいたのは、ありがたいなって思うわけです。これまで、いろいろな会社を経験しました。ここに来て、良い点ばか…
噂は人づてに聞いていた。結婚生活に突如ピリオドが打たれたこと。それが、最愛のパートナーの自殺という形によって。相手は、職場の同僚だったという。 記憶を遡る。ああ、あの時の人と結婚できたんだ。本命の人とゴールインできて幸せ一杯だったはずなのに…
「結婚なんて若いうちにしなきゃダメなの。物事の分別がついたらできないんだから」(樹木希林) 本当そう思うな。結婚や子供を作るなどというのは、物事の分別がついて計算のもとでは踏み切れるものじゃない。好きで毎日会いたいから結婚するのだし、その気…
『お前みたいに、やりたいことありきで仕事なんてしてきている奴なんていないよ…』 リクルートでミドル・シニア領域のビジネス立ち上げをしていたときのことです。僕の描いたキャリア曲線とエピソードを開示したところ、当時の社長が僕に発した言葉です。 ち…
人が生きていくためには、交換をしていかなくてはいけないけど。人が生きる理由は交換にはない。 人は、生まれてから日々、息を吸い、食物を食べ新陳代謝を繰り返して生きていく。そして、労働し、お金を稼ぎ日々の糧を得る・・・こうした交換の中で人は生き…
「愛のあるところ、そこに眼がある」 神学家トマス・アクィナスが遺した有名な格言。山本芳久氏この格言の対義として「恋は盲目」が相当すると述べている。 愛はまなざし、恋は盲目。含蓄に満ちた言葉だと思う。 相手に本当の愛情を持っているのであれば、相…
昭和50年代前半。我孫子市は、東京のベッドタウンとして急速に開発された。そのしわ寄せはそこかしこで見られた。住宅街から一歩離れた造成地には、瓦礫が積み上げられ、街を流れる小川には排水がそのまま流れ込んでいた。自然豊か…というより、不調和ばかり…