Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

娘からのインタビュー

大学でコミュニケーション学を専攻している娘からのインタビュー。テーマは「父親として娘の子育て」なぜ父親かと言うと、なんでも母親にインタビューをするとお決まりになって面白くないからだそうだ。


自分を育てているときに何が心配だったか、大変だったこと、大事にしていたこと、得られた財産、もし戻るのだったらいつに戻りたいか、娘へのメッセージとは?


久しぶりに当時を振り返った。30歳の時に産まれた彼女。2つ上には双子の兄。過重な子育てが少し楽になりかけていた頃、産まれてくる前は、妻の過度な不安を取り除くことに心を砕いた。


産後は上の子の面倒は妻、娘は僕という役割分担。ミルクや食事を与える、おしめを替える、夜の寝かしつけ、夜泣きの対応。妻は上の子達と寝起きをともにし、僕は娘。週末のお出かけも、抱っこ紐でいつも一緒。上の子供達の時には、妻にほぼ任せていたけど、彼女が産まれたことで僕も育児に多く関わるようになった。


今でも週末は二人で映画を見たり、食事や喫茶店に行ったりと娘とは仲がいい。馬鹿な話もするし、真面目な話でも何でもできる。きっと、いつも一緒にいた記憶が彼女の中に残っているからなんだろう。


大人になった彼女も好きだけど、もし戻れるのだったら幼稚園や小学校低学年のころの何時も抱っこをせがんでくれたときの彼女にまた会ってみたい。そして、虫取りをしたり一緒にアスレチックをしてみたい。


大変だったことは色々あったのかもしれないけど、過ぎてしまうとあまり思い出せなかったりする。仕事するにも、友達に会うにも30代は自由が全然なかった。40代になると経済的な自由。でも、育児を通した経験で人として成長できたこと、旅一つとっても分かちあえる存在がいつも共にいることは幸せなことだと思う。


娘という存在の良さは、パワーがあって家の中がぱっと明るくなること。妻は女同士で買い物ができたり、お喋りができる相手がいること。(男には荷が重い)そして、客観的な目線で夫婦をつないでくれる役割をいつも果たしてくれること。


時間や経済的な自由は減るかもしれない。だけど、結婚や子育ては、損得じゃなく機会があるならしたほうがいい。しかも、若い時に。何より、僕のしている組織・人事の仕事においては、育成やモチベーション、コミュニケーションなど家族や育児を通して実際に学べることも多かったりするしね。