Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

GMSの落日

ダイエー、イトーヨーカドー、ジャスコ、西友 80年代に総合小売業(GMS)として上位を連ねた4社。ダイエーは、中内功氏の衰えとともに解体。西友はウォルマート、外資ファンドの手に落ち、さらに売却の道が探られている。 セブンイレブンを擁していたイトーヨ…

運命の人

類い希な情熱と能力をもった人間に寄せた恋心。その気持ちは主人公が追い求める密約書類の情報提供という形に現れる。だが、機密情報漏洩が発覚し検察からの告訴を受けた瞬間に、彼女は情報提供は恋心という動機から来たものではなく、主人公から半ば脅され…

終わりを描くことから始める

白い天井ばかりを見つめていた日々。できることは就職情報誌を読み、どのような仕事に就くべきかを模索することくらい。 時間は山ほどある。様々な企業情報を丹念に読み込んでいた。最初は明確な軸はなくノックアウトファクターだけ。 ①職場で煙草を吸わない…

根は田舎者

中高野球仲間と恒例の忘年会。田園都市線ユーザーが多く、僕も目黒在住が長かったこともあり、いつも二子玉で開催。鎌倉から二子玉は車だと第三京浜があって早いのだけど、電車だとちょっと不便。でも、二子玉は馴染みの場所なので落ち着いて良いのです。 友…

風邪の福音

明日はクリスマスミサのソロ歌唱という大役を仰せつかりました。一年で最も多くの方々がくる機会。 そんな中で悩ましかったのが、昨年8月にコロナとおぼしき病に罹患して以来、ずっと続いてきた空咳。ひどい喉痛と咳に悩まされた症状が引いてからも、咳が長…

暗夜行路の世界

志賀直哉唯一の長編小説である暗夜行路。近代文学を代表する最高作品との評も高い。だが、実際に読んでいくと長い休止期間を挟み執筆に相当な時間をかけたというだけあり、とにかくテンポが非常に悪く読み進めていくことに難儀する作品でもある。おそらく、…

ガクチカの憂鬱

新卒面接。自己紹介と志望動機で圧倒的に多いのが、塾バイトとサークルでの経験。そこで、子供の成長やリーダーシップの大切さを感じ、ゆえに組織人事コンサルティングなのだと思ったというもの。 あまりにも単純で、職業選択の必然性が伝わってこない。リサ…

天国にいちばん近い島

先日、林哲司さんのライブで原田知世さんの『天国に一番近い島』が演奏されました。これは、角川で同名タイトルの映画の主題歌となったもの。舞台はニューカレドニア。 ニューカレドニアには、新婚旅行で行ったのですがそれを知る娘からは、映画を見たから行…

エコマラソンコンセプトの利点

湘南国際マラソンは廃棄物をゼロにするために、マイボトルもしくはカップを携帯することが義務づけられている大会というのが最大の特徴。 通常は4キロごとなどに給水ポイントがあって、紙コップにドリンクや水を用意しているものですが、大量の廃棄物が出ま…

曲がりくねった道の先に

20代の時、マネージャーになることを目標に一心不乱に仕事をしたときがあった。コンサルタントとして一角の人間にはなれることを証明したかった。所属していた金融領域のITコンサルタントとして先を極めるイメージはまるで持てていなかった。だから、パスポ…

Loose but elegance

正確に時を刻むものがあるとするならば 心安らぐ君のリズムはかみ合いはしない 街のどこかで誰かのクラクションが泣いている 間違いが君の世界を孤独にしても ほらごらん全ては君のものなんだ (尾崎豊 誰かのクラクション) 多忙な実務の傍ら執筆した原稿料…

自分のすることを愛せ

『自分のすることを愛せ、子供の頃この映写室を愛したように』 ニュー・シネマ・パラダイスで、シシリーの小さな映画館の映写技師をしていたアルフレッドが主人公のトトに言う台詞です。大学生の時に、シネスイッチ銀座で独り立ち見で観たこの映画は、終わっ…

好きになったら駆け落ちだ

仕事選びは、エンゲージメントというくらいだから結婚と同じ。外形的条件で相手を選んだり、受け入れてくれる相手がいたらそれで良しとしたら、幸せな職業生活が送れるわけなどない。 相手に求める外形的条件が仮にあったとしても、それは幸福な結婚生活を送…

アドレサンスを知る眼差し

30年ぶりの同窓会。多くの懐かしい顔に再会した。女友達とこのために上京したTさんもそうだった。旧知の顔を探していたときに彼女が僕を見つけ、手を挙げてきた。 彼女は下から僕の顔をのぞき込むなり、『相変わらず、賢そうな顔してるのね・・』と言ってき…

香りの街

キンモクセイの花の香りがする季節がやってきました。この香りがすると季節の変わり目が来たと実感します。 キンモクセイとは別に好きな香りは白檀。白檀の香の匂いがすると思わず足が止まります。茶席では白檀などの香が炊かれますが、普段の場において香が…

常夏の価値

今年の都心における夏日は現時点で150日。平年よりすでに30日以上多く、約5ヶ月間夏日なんだそうです。 今いるところは、谷戸なので日が隠れるのも最近は早く16時頃には日が山に陰り、朝晩は冷え込むようになってきました。日中の日だまりの庭では、ショウリ…

キャッシュレスで使える自販機事情

ランニング時に補水をするには、都心であればSuicaが使える自販機が路上にすぐに見つかり、それで事足りていたわけです。鎌倉にはSuicaが使える自販機にほとんどお目にかかることができません。100円玉二枚を持ち歩き、釣り銭を受け取ることも煩わしい。汗だ…

迫る死に抗う美しさ

素晴らしいピッチングをしたものの2発の被弾で敗戦となったパドレスのダルビッシュ投手がインタビューでこう言っていました。 「本当に人生で言うと、ほぼ死ぬ間近なので、だから、その“死にたくない”ってところが強い。やっぱ野球の中で年齢もそうですし、…

浮気を許さないアイテム

ペンや時計は腕が一本しかない以上は、趣味で幾つか持っていたところで、仕方がない代物だったりします。 人によって、場面で使い分けるという人もいるかもしれませんが、ずぼらな人間なので決めちゃうとそればっかり使うわけです。ボールペンはROTRINGのマ…

不測の原因は自分自身

老人になるとふとしたことで転倒をするようになる。上皇后様も転倒で大腿骨骨折の重症。そしてこうした出来事をきっかけに寝たきりの生活になっていってしまう。 小学校の頃はよく転んだ。そして、膝に擦り傷を作って絆創膏を貼って手当てをした。高学年にも…

幸か不幸か

健康診断の結果が戻ってきた。そこに書かれていた意外な注意書き。胸部レントゲンの結果として、『肋骨骨折・骨折後の疑い』 6月に転倒した際にアバラをやられたのでしょうね。しかもまだ治っていない。確かに頭も打って3針縫いましたが、右肩から全体重で倒…

チームが幸せを決める

大学時代、工場のアルバイトを良くしていました。ルーティンは家庭教師でしたが、まとまったお金が欲しい時には工場のバイトは都合が良かったからです。 食品、物流・・色々やりました。共通するのは単調だけどミスが許されない。厳しく時間が管理されている…

いざ鎌倉

オフィスのある渋谷並木橋、以前にすんでいた目黒、今住んでいる鎌倉は、鎌倉時代にできた鎌倉街道という一本の道で全て繋がっている場所だったりします。 この道は中道(なかつみち)と呼ばれた道で、鶴岡八幡宮から奥州(東北)に繋がるものでした。代官山を通…

人は多様性を怖れるもの

人は自分が理解できない存在を深層的に恐れる。だから、初めて会った相手には恐れを抱くものであるし、そこに何がしらかの共通点が見つかると安心をするのである。生まれ故郷、出身校、趣味の類いなど。それが、自分自身の価値観であり、誇りにしているもの…

柔軟性を維持する重要性

このところひどい臀部から太もも裏側の痛みに悩まれてたのです。仰向けになって寝ると痛みが走るし、特に朝は痛くて起き上がるのが苦痛。前かがみになるのもしんどくて、特に車に乗り込む際や運転時は背筋をピンと伸ばさないと、臀部が痛くて仕方がないので…

滑る手に残ったもの

手掌多汗症にお悩みの方は医師に相談を・・というCMがTVに流れている。紛れもない僕もこの手掌多汗症という症状に小さい頃から悩まされてきた。そもそも、病気だという認識もないので、単に恥ずべき身体的な特徴という認識でしかなく、親にも相談をしたこと…

念願の東京マラソン

今まで何度応募しても一度も当選しなかった東京マラソンにようやく出走できることになった。2007年の開始だから15回近く外れたということになる。なんたるくじ運の悪さ・・ ま、この大会に出られなくても他にも大会は幾らでもあるので、別に困ったことは何に…

豊かさの軸

横須賀線は軍港だった横須賀と東京を結ぶ路線として一世紀近く前に開業された路線。軍関係者と鎌倉が文化人や財界人が移り住むようになったこともあり、近郊路線であるものの当初から今でも二等車(グリーン)が設置されている。この辺は中央線などと大きく…

電動シェーバーの剃り心地

髭剃りは湿式。シェービングフォームで5枚刃カミソリを使うことを今まで日常にしてきました。顔にザラザラ感が残るのが嫌なので深ぞりをしているのですが、この半年ほどあごの辺りのひりつきや痒みが気になるようになってきました。 これはシェーブローショ…

40年越しのお付き合い

40年前の初恋の相手と本格的にお付き合いする機会に遭遇した。といっても、その相手とは異性ではなく’とある会社’のこと。 学生時代に理系専攻にしたのは、機械工学を専攻しその会社でエンジン設計をやってみたかったから。受験失敗によりようやく自己認知を…