先日、入社一年目の新人たち34名にキャリア研修を行ったのです。
他の会社で様々な年代の方にキャリア研修を提供はしているものの、足下の自分の会社で提供するのは初めてのことです。学生から社会人へのトランジション。期待と現実との乖離。もどかしさ、焦燥感を抱えるそんなタイミング。
大手SIerの20代に提供しているキャリア研修をベースに、コンサルティング会社特有の状況を踏まえて構成を考えました。
①自己理解(Big5・DISC・動機の源泉アセスメントの読み解きとグループ共有)
②先輩のキャリアから学ぶ(大前研一の若手時代から学ぶ)
③ジョブクラフティングとは(JCのセルフアセスメントと対応策)
④リクルートプロ研から学ぶプロのスタンス
⑤今後に向けたビジョンを考える
研修の最初に、全員に聞いたこと
①この会社を第一希望、第一志望群で入った人は?
②月曜日が待ち遠しいと週末に思う人は?
①はほぼ全員の手が挙がります。②は一人しか挙がらない。
自分でベストだと選択した仕事が、楽しくないというのは、何かおかしな事なのではないか?尾崎豊のスクランブルロックンロールに、「自分の暮らしが一番自分を傷つけてると泣いている」という歌詞があるが、そこに歌われている自由を亡くしたサラリーマンではないか?
では、どうすれば楽しく出来るのかが今日のテーマ。
先輩のキャリアは社内のリアルケースを扱いたかったのですが時間がなく。大前研一さんのエピソードからジョブクラフティングの重要性についての気づきを得てもらうことにしました。
ちなみに大前さんの若手時代とは
・早稲田大学大学院で原子力工学を学び日立製作所のエリートとして入社
・机に足を上げて仕事をするなど極めて型破りな新入社員。生意気だと言われる
・このままいたら自分は駄目になると考え、日立製作所を辞め無名のマッキンゼーに入社
・当時のマッキンゼーは非常に暇で、マイクロフィッシュに記録されている事例を読みあさりナレッジを会得するアベイラブルの日々
・アメリカのプロジェクトでは損益分岐点計算が分からず、同僚に雄牛のおっぱい(役立たず)だと罵倒される
・当時は教育制度がなく、自分なりに学んだことをひたすらノートにまとめていった
・そのノートが偶然にプレジデント社編集者の目にとまり、『企業参謀』という書籍になりベストセラー
・マッキンゼーの日本事務所は、企業参謀のお陰でクライアントからの依頼が多く舞い込むことになり、大前研一氏は異例のスピードで日本代表に上り詰めた
まあ、こんなストーリーな訳ですが。
人に評価をされないとか、教えてもらえないとか、そういう逆境ですらもチャンスであり、自己信頼、自己基準に基づいて仕事をしていくことがプロフェッショナルへの道。
リクルートにおけるプロとは、仕事におけるWill-Can-Mustにおいて、重なりを意識した課題を設定し、自己責任で行動できる人。
皆さん、アセスメントの読み解きや共有からわいわい言いながら、明るくやってくれていました。
研修の最後に、「石橋さんは、月曜日が嫌だとか思ったことはないのですか?」と聞かれたのですが、自分で選んだ愛する仕事だからそんなこと思ったことはないよ・・そもそも生きて自分の好きなことを選んで仕事を出来るだけで、幸せなことじゃないのですか?
と応えたら、そうなのか・・という顔をされました。
後日、アンケートを共有してもらったら、自信になった・・とか。Connecting the Dotsを意識して働いていこうとか。僕の伝えたかったことが伝わり、感謝のメッセージであふれていました。頭良くてエッジ立っている人も多いけど、意外とみんな素直なんだな・・とちょっと感動しました。