Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

合理的意思決定の愚かさ

若手メンバーと飲みに行ったときのこと。結婚してよかったこと、メリットってありますか?と数人から聞かれたわけです。 僕は、結婚であったり、子供を作るということは合理で決める話ではなく、好きで毎日顔を見たいから結婚するまで。その延長で子供も産ま…

身近な女性を意識すること

昔から不思議に思うことの一つ。なぜ男性の多くは結婚をすると、身近な女性の目を気にしなくなるのだろうか?ということ。もっと言えば、結婚をした途端に奥さんの目を気にせず、だらしない体になる人が多いということです。これって奥さんに失礼なんじゃあ…

河床の夜

夜の世界は、贔屓にする馴染みの客を多く捕まえてなんぼ。LINEを交わせば、誘いが来るのも至極当然。 どれだけ個人的な誘いであることを文面で漂わせてもそこにはビジネスがある。キャストの役割は、お店に客を呼び込むことにある。 京都ビジネストリップ。…

組織主導の異動配置

様々な土地に訪問する機会がある。僕はどこじゃなきゃだめだ…というのはなく、自分が求めている仕事があり、好きな人が一緒であれば基本的にどこでも生きていけると思っている。 一方で愛着を仕事に持てる訳ではなく、ましてや単身赴任ともなると、見知らぬ…

推し活の心理

手が伸ばせば近くに、でもちょっと手が届かない憧れ。人気のある異性のクラスメートのような存在。『推し』の対象ってそんな人。今や芥川賞小説のテーマにもなる推し活だけど、クラブのホステスやキャバクラが成立している世界も昔ながらの推し活なんでしょ…

多様性享受の原点

午前滋賀、午後大阪のダブルヘッダー。前泊入り必須ということもあり、月曜日は朝イチの新幹線で京都入りでリモート会議ルームに籠もってお仕事。 最近は容赦なく予定を入れられるので、せっかく京都に来たのに、リモート会議漬けでろくにお昼を食べることも…

メトロポリタンを走るということ

最近、夏場のランニングがしんどいなと思うことが度々あります。猛暑日が記録的な今年のコンディションが一番大きいと思うのですが、走っているコースが変わったことも大きいと思っています。 目黒にいたときには、駒沢オリンピック公園がメインでした。駒沢…

美徳の躓き

昔から組織の中でいくらポジションが上になろうが、家庭を顧みずに愛人を囲うような人間は侮蔑の対象でしかない。 会社の金を使っての長期出張を愛人帯同で行う。奥さんも息子さんもいるのに。そんなことをする輩は人としての風上にも置けない。 新卒入社し…

専門性の勘違い

自分はこれが得意だ、やったことがある… 人は変化を嫌う生き物ですから、経験済みでできることに執着する気持ちがどうしても生じます。ただし、仕事においては経験済みで出来ることだけ要望されないのもまた事実。ましてや困難な問題を解決することで対価を…

社会的包摂の影

社会的、経済的、精神的な弱者においては、法の名の下の抑止力が全く効かない。失うものが何もないから。そういう人をひろゆきは、『無敵の人』と言っています。 これと同じことを三島由紀夫も言っており、『この世で一等強力なのは愛さない人間だね。そうい…

年齢差別の人事制度

リクルートでミドル・シニアのキャリア自律支援事業を立ち上げに参画したとき、僕は40歳でした。ファーストクライアントは定年延長・廃止を検討していたA社、セカンドクライアントはバブル期入社世代を大量に抱え業績低迷に喘ぐB社でした。 B社においては、…

自分らしく生きることの危うさ

人はみんな、それぞれに役割を与えられて生きています。その役割をこなすことと、自らに正直であることは必ずしも一致しません。というか一致しないことの方が多いかもしれません。人は多かれ少なかれ、その不一致をうまくすり合わせながら生きています。 で…

カルトのロジック

世の中というものは自然であり、それぞれがあるがままに存在している。そこに対して良いも悪いもないのが原則。 一方であるがままの状況に対して、ある一定の尺度で物差しを当てはめると、良い状態と悪い状態というものが生まれてきます。さらには悪い状態と…

夏のリトグラフ

80,90年代のアルバムジャケットを飾ったグラフィックアートを集めた展示会を銀座で見てきた。大瀧詠一さんのアルバムを手掛けた永井博、山下達郎さんのアルバムを手掛けた鈴木英人… 鮮烈な青色を基調とし、強い夏の光線に照らし出された南国の風景を切り取…

モノカルチャ環境の存在意義

女子大の存在意義とは何だろうか・・ということを最近よく考えます。共学校よりも女子大の方が男子に遠慮するということがないためにリーダーシップが育つ・・という意見があります。確かに、女子だけの学校では必然的に女性の誰かがリーダーを買って出るわ…

ルーキーイヤーのアパートメント

結婚したのは社会人4年目の事。若かりし日は誰でもそうだとおもうのだけど、当時は給料が低かった。PwCは初任給こそ高かったものの、その後給与はほとんど上がらなかった。外資系でランクアップしていないからそれも当然であるのだが、オフィスが恵比寿ガー…

言葉という釣り具

『貴方は魚を捕る漁師ではなく、人を採る漁師になりなさい』 新約聖書には、イエスが漁師として魚を捕っていたペトロ、シモンにこう呼びかける一文が出てきます。『人を採る』なんて表現はいささかきつい表現と思うのですが、人の心を掴み導く人になりなさい…

関心の輪から抜け出る

趣味と仕事の決定的な違いは、仕事は必ず不を抱えた『相手』がいるということ。相手の「不」や「価値」など考えもせずに、ひたすら自分の気持ちの赴くがままの行為というのは趣味なのです。 赴くがままの趣味も相手に価値や感動を生ずることだってあります。…

マルチライフライン

組織の立ち上げリードというのは、家計を支える家族の父親のようなものだ。僕の子供と同じ年齢のスタッフもいる。それぞれが家族や自分の夢を抱えてここに集っている。 自分の言葉、表情、行動は皆に見られている。影響性は想像以上に大きい。自分がコトを産…

トラックボールマウスの効用

リモートワークが多くなり、重い鞄を背負う機会も少なくなりました。さらには、コンパクトで軽めのTUMIのバックパックを購入したこと、定期的に整体に行くようになったことで、ひどい首と肩凝りからはほぼ解放されることになりました。1月にはひどい首こりか…

大人になること

新制度導入に伴う新給与計算オペレーション。一人一人通知する給与通知は、ミスがあってはいけない。特に新しい等級と給与の変動が生じた社員にはデリケートな措置が発生します。 クライアントのこれまでの計算は若干トリッキーで、エクセルと給与システムの…

昔の名前で出ています

今の仕事のよい点。それは、会社を変えても経験・ナレッジを活かした仕事ができること。クライアントによい印象を持ってもらえれば、長く関わりを続けていくこともできる。スキルポータビリティが高いということでしょう。 会社の看板が変わっても新しい依頼…

優雅に生きることが復讐

Living well is the best revenge. 優雅に生きることこそが一番の復讐である 復讐は与えられた屈辱に対する仕打ち。屈辱にもいろいろあると思います。 仲間から袖にされた、異性に振られた、不当な評価や扱いを受けた、自分を見下された、大切なものを傷つけ…

言葉の波紋

昨晩、大学時代に1年だけ属したソフトボール部の友人二人と会う機会があった。K君は上場会社の社長、O君は社会人1年目に友人の3回忌で会って以来。迫力ある風貌も雰囲気も当時と変わっておらず、静岡で社労士を独立でやっているのだという。 なんでも、新卒…

相互理解の架け橋

推敲は最大の趣味であり、それを行うために小説を書いているようなもの。文章を推敲するのは、読者に対する親切心であり、それを失ったら小説を書く意味なんてないのではないか… 「さらりと読みやすい文章は、いきなり書けるものなのか、それとも素朴な元と…

期末試験の夢

30代の頃までよく見た夢。それは、大学期末試験のシーン。留年するかどうかの瀬戸際であるのに、試験を受けに行く教室がわからず掲示板の前で途方にくれるというもの。 実際に留年の瀬戸際に立ったことは一切ないのだが、入院生活で3年の学年末試験を全て追…

体の中の生態系

小さな池には、水草が生え金魚が泳いでいる。水を入れ替えている訳ではないけど、水は適度に清浄に保たれている。水草のおかげだ。生えた水苔は金魚の餌になり、水草は酸素を生み出す。このお陰で金魚が死ぬことはない。循環生態系が成立しているのだ。 だが…

責任者の使命

20代の頃はプロモーションにこだわって仕事をしていた気がする。最初の転職先では、業界違いのプロジェクトで最初は苦戦するも、様々な人に積極的に教えを受け、結果として様々な人を繋ぐ存在としてマネージャーにスキップで昇格した。29歳の時だった。 せっ…

執着心と学び

新人スタッフの友人が、僕等の組織に真剣に入ることを考えているので会ってもらえないですか…という。学生時代は組織・人事系のテーマを研究していて、メガバンクに入ったのだがオペレーションワークばかりで専門性が身につかない…改めて組織・人事を専門と…

人生は人生ゲーム

「こち亀」にはなかなか本質を突く名言が多いわけです。 …個性とか言っているくせに安定した大企業に行く。人生なんて『人生ゲーム』だから、ドンドン突き進んでチャレンジした方が盛り上がって面白い… ってまあ本当にその通りだと思うのです。 結果として後…