20代の頃はプロモーションにこだわって仕事をしていた気がする。最初の転職先では、業界違いのプロジェクトで最初は苦戦するも、様々な人に積極的に教えを受け、結果として様々な人を繋ぐ存在としてマネージャーにスキップで昇格した。29歳の時だった。
せっかく昇格させてもらったものの、ITコンサルタントは僕の志向性には合っていないと思ったので、マネージャーは卒業証書だとしてドメインを戦略に変えた。その後にシニアマネージャーに昇格したけど、組織・人事がやりたかったのでマネージャーにグレードダウン。
その後は、リクルートの業務委託社員となったので肩書きとは無縁の世界。前職ではシニアマネージャーとして正社員でカムバックしたけど、マネージャー近辺を20年近くうろうろしていることになる。
キャリア領域を専門にした人間としては、早くに昇格したことも、業務委託でノンタイトルになったことも。同僚のやっかみで昇格確定から足を引っ張られステイになったこともその全てが貴重な経験。
千載一遇の機会を逃し下野した人間からすると、人の上に立つなどということは、もはや彼岸のことくらいに捉えていた。
そんな中で声をかけられた新興ファーム。組織立ち上げを奮闘した1年がたち、何とか目鼻が立つ状態にまでになった。そして、小さな組織を牽引する責任者を担うことになった。
責任者というのは自分の力で組織メンバーの人生や幸せが左右される立場。嬉しいことでも何でもなく、身が引き締まる思い。どこまでできるか分からないけど全力でやってみたい。これも何かの巡りあわせであり、ご縁でしょうから。