Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

執着心と学び

新人スタッフの友人が、僕等の組織に真剣に入ることを考えているので会ってもらえないですか…という。学生時代は組織・人事系のテーマを研究していて、メガバンクに入ったのだがオペレーションワークばかりで専門性が身につかない…改めて組織・人事を専門とした仕事がしたいと思ったのだとか。

 

 

 

責任者の僕が最初から会うより、まずは他の人に会って判断してもらうことにしました。

 

 

 

初回にあってもらったスタッフは大絶賛。次に会ってもらったマネジャーからは歯切れの悪いコメント。ケース面接の回答もシャープでコミュニケーション能力も高い。でもコンサルティング会社の仕事をイメージ出来ていない。ましてや、組織・人事系での学びということも直近でしているわけではどうやらなさそうということでした。

 

 

 

環境を変えれば自分が変われると思う一方で、自分で自分を変えるために学びをしている人じゃない。きっと、依頼をすればその範囲でソツなく仕事はこなせるのでしょうけど。まあ、メガバンクの駆け出しでオペレーションワークするなんて、当たり前なので情報収集力にも疑問がつくのです。

 

 

 

こういう執着心のない優等生タイプは大きなファームで育成体制やしっかりしたプロジェクト体制が組めるところなら、いいのでしょう。要は環境の整ったところです。一方で自律的に自分のやりたい環境を創り出していく状況には不向きなのかな。

 

 

 

僕のいるようなベンチャーですと、志と執着心をもって情報収集や学習をしている人じゃないとね。学びというのは、自分を変えていきたいということへの意思の発露ですからね。