You're only as old as you feel.
あなたの年齢は、あなたが感じている年齢である
英語のことわざです。
体力落ちたなとか、集中力落ちた、なんて感じることもないので、年齢って普段は意識することがありません。この10年位は、自身の中での感覚はあまり変わっていない気がします。
とはいえ、年齢という記号が変わることによるメリット、デメリットそれぞれ。メリットですと、ミドル・シニアのキャリアをテーマにしていることもあり、トレーナーとして人前に出ることに障害がなくなってきたことがあります。
このテーマを始めたときは、40歳でした。企画は一手に裁けても人前に立つ役回りは他人に委ねざるを得なかった。その頃から思っていたことは、別に歳を重ねたからといって、働く上での哲学や教訓が身についているわけではないということ。時々歯がゆいなって思うことも度々ありました。今では、そのまま講師もお願いしますって形にもなる。年齢を重ねたことの明らかなメリットです。
一方のデメリット。
僕自身は遭遇していませんが、年齢一律での人事施策の遡上となる立場になってきたということ。僕が以前支援をしていたメーカーでは、48歳、49歳でキャリアの岐路を考えさせる研修が行われていました。53歳の役職定年があったからです。基本的に会社におけるキャリアはここで行き止まりです。
当時は彼岸のことでしたが、もしその会社の社員だったら対象となる立場になったわけです。それにしても、年齢という属性だけで十把一絡げに扱われる・・なんて理不尽な政策なのでしょう。年齢を重ねれば重ねるほど、体力、能力、精神面それぞれに個人差というものが大きくなる。それが現実なのにね。
日本ではまだまだ年齢というものの呪縛が社会システムにおいても、個人のメンタリティにおいても非常に高い。生を受けた日が巡ってくることを喜びつつ、これからも年齢なんてものを意識せず、日々新しく過ごしていきたいなと思うのです。