Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

人生の正午

村上春樹さんの「回転木馬のデッドヒート」には”プールサイド”という短編が収録されています。この小説は、「35歳になった春、彼は自分が既に人生の折りかえし点を曲がってしまったことを確認した」という冒頭で始まります。

 


読んだ時は大学生。当時においても35歳というのは早すぎるんじゃないか?と思うものがあり、35歳だった時もそう感じたのですが。人生の折り返し点というのは、45歳になった時の方がしっくりくる感じがしたものです。

 

 

そして、折り返し点を過ぎ40代最後の歳を迎えたとはいえ、「何時までも大人っぽくないというか、恰幅がいいという感じには程遠い」とは母親の弁。こればかりは生来の気質で幾つになってもあまり変わりがないのでしょう。

 

 

気質と言えば、僕は8月17日17時17分生まれで、17という数字に縁がある人間なのですが。17という数字には、不安定さ、揺らぎの力の意味があり。俳句が5,7,5=17で構成されているのも、17という数字が醸し出す揺らぎの力を活かしているだとか。不安定というのは、自身にも通じるところがあります。

 


安定性が無いというハンデはありますが、安定の対義は「活性」。活きた眼で、どんなものでも新鮮で興味深く捉え、未知のものにも臆せず活力をもって取り組んでいきたいなと思っています。