Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

星々の悲しみ

宮本輝さんの小説の中でも、美しく磁力をもつタイトルが「星々の悲しみ」です。今でもときどき、読み返してみたくなります。 世を去ってしまった人は星になるといいます。そして死んで天に上げられた星々には、不条理で儚い人生を生きた悲哀の物語が埋まって…

多面性の魅力

人には多かれ少なかれ多面性というものがある。人に見せているもの、見せようとしているものはその人のごく一断面にしか過ぎない。 いつも笑顔を絶やさず、包容力をもった優しさに溢れている人でも、その裏側で埋めがたい孤独や粗野で冷酷な部分を抱え持って…

僕は勉強が出来ない

就職の時の応募書類や企画書は相手に思いを届けるという観点ではラブレターと同じなんだよ・・と言ったところで、ラブレターを書いたことがない、ましてや恋愛すらしたことがないという人が多い中では、本当のところでの意味は通じてないのだろうな・・と最…

アクセルワード、ブレーキワード

プロジェクトリリースで取得できることになったバケーション。僕は、職場の先輩と二人でケアンズに行った。別にケアンズに行きたかったわけではないが、安くて真夏の場所というところに魅力を感じたのだ。ケアンズでは、男二人だったこともあり様々なアクテ…

心に灯をともす言葉

いつものように夕食の献立を考え、材料の買い出しに向かったイオンスタイル碑文谷。店に入ろうと歩いている僕を呼び止める声があった。 誰かしら・・振り返ると、聖歌隊に所属する叔母様の一人だった。彼女は、足があまり良くないので聖堂二階の階段を上がる…

ディスカバーの対話

一昨年、僕とタッグを組んでいたW嬢。今年度は一緒に行うプロジェクトもなく、久しぶりに提案案件でタッグを組んだ。 彼女の作った提案書になかなか首を振ってくれなかった相手方。違和感を言葉にできずにいる部長の感覚を言語化するフォローを行いながら次…

キャッチボールの相手

学校が終わりともに遊ぶ相手がいないとき、暇さえあれば家のブロック塀にボールを投げ、跳ね返るボールを受ける…いわゆる壁ぶつけを何時間もよくしていた。リトルリーグにいたわけでも何でもない。投げるという動作、強い球を投げると手応えのあるボールが自…

奉仕できる幸せ

心理学者のアドラーは、幸福になるための観点として「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」の3つを挙げています。人の不幸は、突き詰めていくと人間関係によってもたらされる・・という彼の主張と併せてこの3つの条件を眺めると、実に味わい深くなるほど・…

好意への対応

誰かに好意を寄せられると、それはそれで嬉しいものです。でも、そこにどのような対応をするか?恋愛感情が交じった好意のようなものを向けられたとして、本気で返していくほどの思いは自分の中には現時点でない。むしろ、他に意中の人がいたりする。 ①相手…

ボーダーラインの向こう側

EPOさんの母親は、境界性人格障害だったそうです。同性の対象となると攻撃的になり、子供であったとしても言葉での暴力は勿論のこと、時には刃物を持って切りつけてくることもあったそうです。そこには、父親も全く彼女を守ってくれなかった。むしろ、母親と…

人の悩みとニュータイプ

心理学者のアドラーは、人間が持つ全ての悩みは『人間関係の悩み』であるといっている。一方で、人の心が常に求め、満たされるのも人の愛であったりする。 人間関係が悩みとなってしまう原因は、人が持つ想念や価値観を相互に汲み取ることが出来ないから。も…

デジタルネイティブの編集力

紙媒体を読む機会が減少する昨今。新聞も雑誌も読まず、ネットニュースしか見ないなんて人も多くなっています。 それに伴い、俯瞰して情報を把握し自分にとって大事なモノを選び取っていくことであったり、見出し、ヘッドライン、ディテール、といった記事の…

やっぱり愛でしょ

小島慶子さんの発言は、一つ一つ正論なのだが、いつも周囲の感情をささくれ立たせる。こういう負の感情の連鎖を敢えて引き起こすのってどうなのよって思う。 結局、こういう物事は対立軸では解決していかない。対話と愛だよね。正論で相手を打ち負かして、感…

若ければ良いの?

『女性は若ければいいって考えている感じ…やだなあ…』 娘は、フレンチダイニングで夜にアルバイトをしているのだが、酔って絡んでくる男どもからそう感じるらしい。 「恋人はいるの?」(興味あってももっとマシな言い方あるだろ) 「こいつ奥さんと別れたらし…

お前バカだなあ

『おまえ、バカだなぁ』 と文字で書くと相手を揶揄しているかのごとく映るかもしれませんが、リクルートで言われるところの『おまえ、バカだなぁ』というのはトーンも踏まえてほめ言葉として遣われることが多かった台詞。 常識に囚われないで思い切った行動…

命短し・・

恋愛というとごちゃ混ぜでよく分からなくなるのですが、恋はエゴであり、愛は自己犠牲、利他と分解することができます。 恋の気持ち100%というのは、とにかく自分の欲望のままに相手をモノにしたいと思う感情で、下手をするとストーカーになってしまいます…

Past Decade 10年で手にしたもの

地方での提案やクライアントがいることもあり、オフィスに一日いる機会というのがなかなか持てなかったりする昨今。オフィスにほぼ一日いる機会があると、いろいろな意味でいいなと思うのです。 まず、オフィスに向かう往復で自転車に乗れること。朝の凛とし…

日曜黄昏時の憂鬱

日曜17時から放送されているTOKYO FMのNISSAN あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGEは、10年以上続く長寿プログラムの一つ。 僕と同世代の主人公を中心に展開される日常、恋愛ストーリー、Around40,50世代にはツボにくる80、90年代のヒットソングという組み合わ…

トリセツ

活動休止の西野カナさん。紅白が休止前最後のステージでした。 そこでも歌った代表曲「トリセツ」。いわゆるトリセツはあっても読む人ではありませんが。しばらく使ってみると、「ここに書いてある一つ一つがその通り!」と思うわけです。似ている世界観の『…

癒しの失恋ソング

仲宗根泉さんが出演した「マツコの知らない世界」は、失恋ソングの世界。 仲宗根泉さんは、「366日」の作詞・作曲をされた方。彼女が経験した様々な失恋を癒やしてくれた名ソングが紹介されていきます。 岡本真夜 Alone 中島みゆき 化粧、タクシードライバー…

子供遊びが好き

子供の頃から体を動かす遊びが好きです。特に好きだったのは、はさみっこ、ドッチボール、三角ベース。 走る&投げるが複合した遊びですね。中学生に上がるとドッチボールをする機会が無くなったのがとっても残念なことでした。 中学に上がると次第に勉学に…

ロマンスの神様

夏はパラグライダー、冬はスキーをするために使っている長野県白馬の定宿。いつものように同期の友人とスキーをしようと約束をしていたのだけど、「俺いけなくなった、ゴメン」と直前の連絡。 板はスキー宅急便ですでに送ってしまってある。宿の予約もすませ…

Eltonの歌声

僕たち家族には少々贅沢すぎるような箱根の宿。上質な調度品が置かれた部屋の片隅に置かれていたBOSE Wave music systemにはElton Johnのアルバム「Duets」「Here and There」が添えられていた。 初めて聞くアルバム。落ち着いた部屋の雰囲気にエルトンのピ…

人は終生孤独なもの

人は本来生まれてくるときも、死ぬときも独り。誰かとともに生きていたとしても独り。人は、終生孤独なものなのだ・・と寂聴さんは説きます。 結局、自分の心を完全に理解してくれるのは、どこまでいっても自分だけ。話を聞いてわかってくれる人がいて、抱き…

可能性を開く鍵

自分自身の新たな可能性の扉を開く鍵は、出会いによってもたらされることが多い。だから、自分を変えたかったら出会う人を変えることだし、自分が変わったことを確認したかったなら、自分の周りにいる人を眺めてみるのがいいのだと思うのです。 あの人に出会…

ミッショントラブルの教訓

家族総出のロングドライブ。昔はVolvoに家族全員を乗せてロングドライブをしたものですが、子供が大きくなると予定は合わないし、体が大きくなったので車が狭いなどと敬遠されるので本当に久しぶりのこと。芦ノ湖ワインディングロードであわや接触寸前だった…