Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

好意への対応

誰かに好意を寄せられると、それはそれで嬉しいものです。でも、そこにどのような対応をするか?恋愛感情が交じった好意のようなものを向けられたとして、本気で返していくほどの思いは自分の中には現時点でない。むしろ、他に意中の人がいたりする。


①相手の好意に乗っかってつきあってみる
②その気はないことを告げ誘いには応じない


人によって違うと思います。他にいる意中の人とは、相違相愛になるわけでもないのです。今はその気がなくても、付き合っているうちに気持ちが芽生えてくるかもしれません。それであれば、①の選択を取る方が無難なのかもしれません。


でも、相手からしてみたらどうなのでしょう。


真剣に考えている相手が、自分ほどには考えていない。当座の押さえ程度に考えていたりする。それはそれで良しとするのでしょうか。たぶん、どちらの選択を取るのかはこの相手の心境に立つことによって変わってくるのじゃないかと思っています。


学生時代の時です。


同じ部活の後輩の子から、何度か好意を伝えられました。最初は、人を介してでした。相手にしていなかったのですが、うちに本人から告げられました。僕は自分の中に気持ちがなかったので、ハッキリと断りました。僕には誰もいなかったし、美人でグラマーな子でしたが何の後悔もありませんでした。


しばらく経った頃のことです。彼女が僕の同級生のD君と付き合いだしたということを知りました。それは、それで良いのです。でも、ちょっと引っかかったのです。D君が彼女に好意があるとは思えなかったからです。僕はD君に聞いてみました。「彼女のこと、本当に好きなの?好きでもないのにどうして付き合うの?」

彼は僕にこういいました。
『俺は、弱い人間だからさ。自分のことを好きになってくれたら、断れなくてさ』

結局、そういう意志のないやさしさが相手を苦しめるんだって事を分かってないんです。しばらくして、D君は他に好きな子ができ、彼女は袖にされました。精神的に相当に不安定になり学校にもしばらく来られなくなってしまった。なんとなく、そういう一途な危うさみたいなのは感じたのです。こういう人とは軽い気持ちで付き合っちゃだめなんだ・・と。


そういう僕はといえば、好きになった子に一度とはならず、三連続で二股をかけられたわけです。どの子も同じようなニュアンスのことを僕に言ってきました。『気になるし、認めてる存在だし、だから・・』


こういう事は他人にしちゃいけないんだと、その度に思いました。そういう人の気持ちを弄ぶ行為は今でも大嫌いです。とはいえ、その人のことを憎んだり嫌いだという気持ちはないのです。結婚したときにはその子を招待しました。


『私みたいな人が、行っていいの・・』
彼女たちとは今でも親友です。