Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

僕は勉強が出来ない

就職の時の応募書類や企画書は相手に思いを届けるという観点ではラブレターと同じなんだよ・・と言ったところで、ラブレターを書いたことがない、ましてや恋愛すらしたことがないという人が多い中では、本当のところでの意味は通じてないのだろうな・・と最近つとに思うわけです。

自分の情熱や思いを相手に伝え、相手の心を動かすという点では、一番身近に積める経験だと思うのです。いくら勉強が出来て良い大学に行こうが、いくら本を読んだところでね。

そもそも、自信がないのが最近の若い人の特徴なのだそうですが。そうなると恋愛は一番ハードルが高い。弱い自己肯定感の人においては、失恋は耐えられないし、自分をさらけ出して、相手に思いを伝えるなんてね。


しかし、仕事でも課題を抱えている人は上記の経験値が足りないところにあるんですよね。一番始末に負えないのは、勉強が出来るけど臆病で相手の心が分からない人。仕事で、自信をつけさせる・・とかプレゼンの場を与える・・もちろんやらせます。が、私生活に問題の原因がある場合は、たかだか仕事で与える経験なんてほんのわずかなもの。

親や恋人の代わりを仕事だけの関係ですることは無理。難しいなって思うことがたびたびあるわけです。ひとまず、山田詠美の「僕は勉強が出来ない」でも読んでほしいな。