恋愛というとごちゃ混ぜでよく分からなくなるのですが、恋はエゴであり、愛は自己犠牲、利他と分解することができます。
恋の気持ち100%というのは、とにかく自分の欲望のままに相手をモノにしたいと思う感情で、下手をするとストーカーになってしまいます。結婚は、圧倒的に利他であり自己犠牲ですが、恋の爆発的な力がなければこぎ着けることは不可能でしょう。
恋の気持ちは、フィジカルなパワーと連動するので、若ければ恋の気持ちの方が優勢するし、恋をすると肉体が若々しくなるというのは事実なのだと思います。ですから、恋をしていない人はどんどん老け込んでいく。
「命短し恋せよ乙女」とはよく言ったもの。
ストーカーはまずいかなとも思うのですが、一度しかない人生。気持ちの成就に関係なく、傷ついてもいいから人を思いきり好きになることって一番大切なことじゃないかと。
人には役割というモノがあり、恋よりも愛を求められるようになり、また恋をすることは様々な意味で難しくなります。それはそれで大切なことだと思うのですが、自分が今生きてるって実感させてくれるのは、恋をすること。
学生時代に不治の病に冒されたときには、一番後悔したのが恋人がいなかったことだったりするのです。そんなこともあり、まだまだ魅力的な人においては、自分を変に規定せずに恋をしないともったいないよ・・と思うのです。
昨日、トランジション(転機)について開示しあうというのをしたのですが。僕は、浪人で文系に転校し、好きだった子よりもいい大学にいくために、一年間親以外の誰とも口を利かないで過ごし、経営学部を選んで今の仕事に続く・・という事を話したのですが。女性から見ると、摩訶不思議な行動に写るようで、M嬢は「私、男の子育ててみようかな・・」なんて言ってました。確かにこういう恋のエゴドライブが人生の転機と連動するというのは、男子ならではかもしれませんね。