Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

優しい別れ方

これ以上付き合ってもダメ、この人には一切気が無い…

 

思うのだったなら、スッパリと相手に言ってあげた方がいい。相手を傷つけまいと婉曲的に言ったり、真実を告げるのを先延ばしにすると、自分にとっても相手にとっても決していい結果にならない。

 

ズルズルと引き延ばすと、時に相手はストーカーになってしまったり、余計に逆恨みを買うのも良くあること。

 

これは、男女の世界だけじゃなくて、会社と個人の世界も同じ。結局、真実を誤魔化し告げる勇気を持てないがために、最後は双方が修羅場を見る。

 

ダメだと思い始めたら、ダメをハッキリと言う。別れたいときは、早めに別れを告げる。これ、原則。人事制度という道具で長年のツケを清算し、別れようだなんて、そんなこと出来るわけない。道具だけでは、人の気持ちという未練は断ち切れないのだから。

 

とはいえ、日本企業は定年以外の別れ方について、あまりにも無策で来たよね。その場しのぎの優しさはストーカー化した社員を生み出し、行き場もなくした彼らは相手に裏切られたと思っている。多様な出会いと別れを想定して、仕組みを作り、真実を告げる勇気を持たないとね。