Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

卒業写真

卒業アルバムの類は、実家においてある。大きくて場所を取るし、あまりみるものではないし、むしろ見たくないから。

 


アルバムをみて昔は良かったなあ…なんて想うことはないし、自信にも乏しく、未熟だった昔の自分を見返すことなんて、まるで気がそそらない。高校のアルバムなんて30代になるまで、一度も開いたことがない…大学は、そこまでではないけれども。

 


未来は不確定。不安さいっぱいで卒業した高校生活。そんな気持ちを押し隠しように、不貞腐れた表情の自分がそこにはいる。

 


自分が好きになれるように、好きになった相手を幸せにできる力が手にできるように。そんなことを思いながら歳を重ねた。

 


未来は悪いものじゃない。だから、その仏頂面はやめた方がいい…当時の自分に声をかける事ができるなら、そう声をかけてやりたい。

 

私について EPO

 

15の私に手紙を書いたら
幸福だったと 返事が来たから
思い出の中 さまよう私を
探さないわ

自分について考えはじめたら
眠れない夜が いくつも続いたの
髪を切ろうと 決めた日は いつでも
火曜日の午後

私のどこが好きかと尋ねたら
君が嫌いだと感じる すべてさと
うまくかわした あの人に 許した
はじめての 愛

20の私に手紙を書いたら
幸福だったと 返事が来たけど
ひとりでむかえる夜が恐いと
ふるえていた

床に落とした 万年筆の
音で目がさめた
カゼをひくよと 上着をくれた
あなたをみつめた

未来の私に手紙を書いたら
あて名がちがうと 返事が来たから
明日の風を さまよう私を
探さないわ