髭剃りは湿式。シェービングフォームで5枚刃カミソリを使うことを今まで日常にしてきました。顔にザラザラ感が残るのが嫌なので深ぞりをしているのですが、この半年ほどあごの辺りのひりつきや痒みが気になるようになってきました。
これはシェーブローションでしっかり肌を引き締めれば直るのかしら、などと考えシーブリーズやアウスレーゼの乳液などをばらばらと買い、今までのローションに合わせ使っていたのですが、やけにヒリヒリするので見てみると、あごの皮膚がかぶれて真っ赤になっているではありませんか・・アレルギー持ちでもないのにこんなひどい肌荒れは初めて。
もはや髭剃りどころでもなく、この状態の皮膚に何を付けて良いやら。オロナイン軟膏とか効くのかしらと思って付けたのですが、何ら変化無し。観念して皮膚科に行くことにしました。若いときにニキビなどで悩んだ次期はありましたが、こんな症状は初めてです。
医師に診せると、しばらく髭剃りは止めて軟膏を塗ってください。それとカミソリは肌をどうしても荒らしてしまうので、電気シェーバーにするのも良いらしいですよ。私は女性なので詳しいことは分かりませんが、最近は電気シェーバーの性能もかなり良くなって、剃り心地も変らないらしいですから・・とのこと。
村上春樹の愛読者としては、湿式のシェービングにこだわりはあれど、電動シェーバーなど邪道という考えの持ち主。そもそも、しっかり剃れないし洗顔と合わせてさっぱりしないし・・
ただこのひどい肌荒れを体験してしまうと、変なこだわりを持つことを止め、真面目に忠告を聞くことにしました。幸いながらひどかった肌荒れは、軟膏を塗ったら2日目には見違えるように良くなりました。変な症状じゃなくて良かった・・
購入したのは、定番のBraunのシリーズ7。完全防水でシェービングフォームで剃ることも出来る。Amazonで旧型がタイムセールで大幅に引かれていたのも決め手でした。
さて、使ってみると剃り心地は非常に良いです。30年以上前の大学生の頃に、パチンコの景品で手にした廉価品のBraunとは雲泥の差があります。(パチンコなんて若気の至りですね)シェービングフォームも使えるので、湿式のさっぱりした感覚も残せます。水洗いも出来るし、言うことありません。30年の技術進歩は侮っちゃいけないね。
しかしながら、人の体というのは徐々に弱さというものがでるもので。そこに抗わずに、丁寧に向き合うことが大切なのだと思いました。昔だったら深ぞりしようが、何てことはなかったですからね。