神戸で早朝のクライアント訪問。前日入りでオリエンタルホテルに宿をとった。ハーバービューのロケーション、23時に入ったけどポートタワー周辺のイルミネーションが鮮やか。神戸は山手もいいけど、やっぱり海が見える開けたところがいい。港町だからね。
翌朝、海が素晴らしく眺められるレストランで朝食をとった後、2キロ弱の道程だったのでタクシーに乗った。外地から来た人とみてベテラン運転手が話しかけてくる。
『この辺はねえ、夜も23:30まで奇麗にライトアップされていてるんですわ。モールは100店舗くらい入って賑やかなんよ』
「ええ、昨日は遅く入りましたが、すごく綺麗でした」
『そやろ。このシンボルタワーは震災でも倒れんかったんよ』
「歴史あるんですね…」
『この辺の石造りの建物ね。外国人設計者のもんは震災でどれも大丈夫だった。日本のものはあかんかった。不思議なもんやね』
『神戸は、歩きたばこもゴミのポイ捨ても厳禁。だから綺麗でしょ。大阪いくとこうはいかん。めちゃくちゃや』
『ここの人は、みんな神戸という街を大事に思てる。ミッションスクールでしっかりと教育を受けた生徒さんたちの影響もあるやないかなあ…』
『東京の人だったら、小池百合子さんいじめんといてや。あん人、芦屋のお嬢様やから。頼むわ』
10分ほどの間の会話だったけど、僕は神戸を愛する運転士さんからの話で、神戸という街がさらに好きになった。奇しくも今日は阪神淡路大震災の発生日。
僕は、相手を好きにならないと頑張ることができない。この街とともに歴史を重ねたクライアントなら僕は頑張ることができそうだ。