Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

素直さの重要性

松下幸之助さん、稲盛和夫さんなど。偉大な経営者が『素直さ』の重要性を説いています。では、素直さってなんだろうか、どうしたらできるのだろうか・・


素直さというのは、ソクラテスがいうところの自己の不、無知を理解し、より学び、成長をしたいという真摯な思いから生まれてくるものと思うのです。ですから、自己の不足を理解していない人においては決してできる態度ではないですし、また学び成長をしたいという思いがなければ、不足を自覚していたとしても決して出てくる態度ではないでしょう。


結局、素直さというのはその人の学習、成長のポテンシャルを示すものといっていい。


ただし、人は自己の不足を認めることが怖かったりします。プライドがあるからです。その怖さを超え、打たれる強さというものも必要だったりします。その強さは、『本来無一物』という精神だったり、自分は様々な人に愛されているのだという『ベーシックトラスト』が必要なのかもしれません。


様々な人を見てきて、成長して活躍する人は『素直さ』がある・・と最近しみじみ思うのです。人は誰でも課題を持っていますし、未経験でコンサルティングに飛び込んでくると、誰でも最初は悪戦苦闘をすることになります。


この仕事においては、クライアントが抱える課題や解決策の仮説は不明確なことが多い。そうしたテーマを扱う時、解像度を上げるために『たたき台』と呼ばれる資料を作っていきます。当然『たたき台』は名前の通りに、叩かれるためにあり様々なフィードバックを受けることになります。もちろん、そこには本人のスキルや知識に関する『不のフィードバック』も含まれてきます。


そのフィードバックをポジティブに受け止め、前に進んでいくためには『素直さ』が大事。せっかく作ったのになんだよ、こんなに努力をしているのに何を言ってくるのだ・・という反応を見せている人は、まずもって改善され成長をしていることがない。傲慢で、周囲が腫れ物に触るように接しているだけで、そのうち誰も相手にしないようになってしまう。仕舞いには低い評価を付けられ、そこに理不尽だという思いだけを抱いて組織を離れていくだけです。


昔、ITコンサルタントから戦略コンサルタントに転職をしたことがありました。キャリアにおいては、大きな転換点です。ディレクターのIさんからは最終面接で、素直さが大事なんだよ・・素直であれば伸びるからね・・と言われました。それは、素直だと思ったから未熟さや技量の低さはあるものの採用したのだよ。だから、精進しなさいね・・ということだと理解しています。


様々な経験を積み、物事を知る中においても、素直さは無くさないようにしたいものだと思うのです。