Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

マイノリティのメリット

筆圧が高いと書くのが遅く、授業の板書には時々ついて行けない。書けなかったものは復習もできず、記憶にも残らない。レフティとなるとさらに始末が悪い。

 


字を書くのは嫌いではない。むしろ好きなのですが、ゆっくりとしか書けない。汚い字が躍るノオトを見るのは嫌。

 


ゆっくりと書く書道だったら右手で初段まではいきました。珠算も右で3級まで。でも、利き手に役に立たない書道や珠算なんて、なんの役にも立ちやしない。

 


そうなると標準的な授業ペースというものについて行けないのです。勉強との因果関係は不明です。社会人になった時には、議事録はパソコンでとるようになったので、筆圧高めのレフティというハンディキャップは欠点として露呈せず。卒論も手書きではなく、敢えてワープロで提出しましたから。

 


左利きが自分と同じような境遇だとは思いませんが、字を書くことには苦しんだので左利きで字を書いている人を見ると同胞を見るような気持ちになります。高校時代テレビで見ていた、斉藤由貴さん、南野陽子さんは左利き。人前に触れるアイドルが強制されずぎこちない左利ききというのは、見るたびに救われたような気持ちになったもの。

 


楽に書けるようになったのは、大人になってだいぶして万年筆で字を書くようになってからです。筆圧を抑えて少し早く字を書けるようになったこと。昔に知っていれば。

 


考えてみれば、社会人の時も同じ。右脳直感映像タイプの人間ゆえに、論理的思考よりインスピレーションや物語を考える方が優位。一方でコンサルティングにおいて論理的思考は絶対的に必須だけど、会得にかなり時間を要した。

 


気づいてみると、左脳優位の人において論理を超える発想というものはできず、論理と直感を駆使できる両利きであることのメリットを享受できるようになったのは、10年以上たった頃。マイノリティのメリットは、両利きになれるということなのかもしれない。