『僕は基本的に頼まれた仕事は絶対に断らないことにしているんです』
先日のキャリアインタビューで印象に残った一言。
なぜ、そうすることにしているのですか?と聞いたら彼はこう言っていました。
・最初に自分にはできないと思えるような事だったとしても、頼んでくる人は自分の中に何かを見出している
・だから自分には無理だと思えたとしてもまずやってみるんです。もちろん、やってみてさすがに無理だと途中で断ることもあります。
・相手の期待に応える中で、そこに新しい自分が見つかるものです。だから期待されている限りはそこに応えていくことって大事だと思っているんです。人間、人から頼まれなくなったらお終いです
普通なら相手からの期待に対して応じるには、「評価されるかされないか」=「儲かるか、できるか」という軸で決めてしまうことが多いものです。
ですが、やったことがないけどそこに期待してくれている誰かがいるからやってみよう、という考えは僕も好きです。そこには、冒険心と相手を喜ばせたいという2つの要素があります。そして、やり遂げたときの達成感と相手の笑顔。それこそが自分自身を成長させていく循環だと思うのです。
相手から見えるけれど、自分からは見えない「ジョハリの窓」を開けていく作業でもあると言えるのかもしれません。
マザーテレサの好きな言葉に「成功するよりも挑戦することを神様は望んでいる」というものがあります。
神様から与えられたギフト(=タラント)を増やしていくためには、相手からの期待という挑戦に応えていくことが大事。だから、僕は何かを頼んだ時にすぐにできない理由の御託を並べる小賢しい人が好きじゃないんです。
少なくとも、組織や人をテーマとして扱っている人においてはね。だって、そんな人に人の成長なんて語ってもらいたくないですから。