結婚相手に経済力がなく、借金まで背負っているというのであれば、私が支えて借金も返すし、立派に二人で生活ができるように働くから私たちには一切かまわないで下さい…と啖呵を切るのなら分かるわけです。ナイジェル・マンセルや橋下徹さんもそうでした。
『私のこの気持ちを尊重してください』
これでは自分では責任をとれないお子様の戯れ言としか聞こえないわけです。実際に世間知らずのお人でありますから、それも仕方がない。
相手の男が男なんですよね。定職について稼ぎもない身分なのに意気揚々と結婚しようとする。返済義務はないかもしれないが、借りた金を返そうという人としての誠意もない。
思い返せば、お金について子供の頃から一切不自由をしたことがなく、普通できない暮らしや経験を積んだ人と結婚をするのは、やっぱりどこかで不安でした。
僕の家庭とは全く違う。だから、いろいろ考えて安月給の会社は結婚と同時に退職をした。結婚したばかりで、相手もいる会社をなぜ辞めるんだとかあったけどね…
妻もなぜ辞めるんだ…と言ったけど。彼女は僕がいくら稼いでいるかなんて、一切知らずに結婚をしてしまったから。今でこそ、その程度の稼ぎだった人とよく結婚したわ…私って世間知らずだったなんて言っていますが。
だから、あのような無責任な人は嫌悪感が走るのですよね。裕福な環境に育った女性は打算がなく、好きになった相手を無垢に信じてくれるもの。そこに誠意を尽くそうという意思を感じないから。そして、結婚は二人の問題ではなくそれぞれを育み育ててきた親や周囲に対する責任も生じるもの。そこも感じないからなんだよね。
まあ、僕が親なら誰の世話にもならない覚悟があるなら許しますけど…