Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

娘が彼氏を連れてきた日

連休中は沖縄に赴任していた息子、単身生活の娘が家に戻り、久しぶりに賑やかな我が家。欧州旅行を3月に一家全員でして以来のことです。旅行シーズンが繁忙期の娘は、2日間だけのお休み。5/3は家族全員で過ごし、夜はマリオパーティーで大盛り上がり。翌日、5/4は友達と江ノ島で遊ぶと朝から出かけ行きました。

その日の午後は、妻の両親が孫に会うべく家にきたのですが、娘も友達と家に来るのだとか。ふーん、と思っていたのですが、妻が言うにどうやらボーイフレンドのようです。これだけ家に人がいる日に、アウェイに来るなんて、男の立場からしたら緊張するだろうな・・とちょっと同情。

いよいよ、近くのバス停に着いたよ・・と連絡を受けると、なぜかそわそわする息子たち。なんでも、顔を合わせたくないので外に行くのだとか。失礼だな・・と思いつつ、無理に引き留めるのもなんだと思い、彼らはそそくさと出て行ってしまいました。

大学時代にアメリカンフットボールをしていたというH君。色白の長身で、ちょっと猫背気味。大学院を卒業してS社でクラウドエンジニアをしているという真面目で物静かな青年です。

僕と義父はとにかくおしゃべりなので、昔話や趣味、テクノロジーの話などを彼にしたわけですが、さすがに圧倒されただろうし、緊張もしただろうと思います。気を利かした娘が1時間程度のところで話に水を入れ、彼氏は帰っていきました。

「いきなり連れてきて、びっくりした?どんな人だと思った?」

僕の印象が気になる娘。

『びっくりなんてしないし、Nちゃんみたいな人において自然なことだよね』
『でもお父さんと違って、下らないこといわなそうだし。真面目そうだよね。会話のキャッチボールが得意なタイプじゃないと思うけど、エンジニアらしいし、いい人だと思う。それにしても、これだけ大勢の人がいる家に、よくきちんときて挨拶しようとしたね。そこは偉いと思うね・・』
「でしょ、私が選んだ人だからね」

きっと彼女も彼を家に連れてくるにあたり、人一倍気遣いをしたと思うのです。僕の印象が悪くないこと知り安心した顔。まんざらでもなさそうです。

それにしても、馬鹿息子二人の態度たるや何事ぞ・・失礼千万。

小さい頃から、3つ子のようにいつも一緒に遊んできました。彼らの中における愛する妹の形のようなものがあり、それが突如として浸食されたことに戸惑いを隠せなかったのでしょう。

でもそれって昔の頑固親父的な反応なのじゃないかね・・などと妻、娘と推察していたのですが、やはり案の定だったようです。なんでも、突然に自分に告げもせずに休日の家に男友達を招き入れるなどとんでもないね・・なんて言っていたのだとか。おいおい、仮にもそういう事を言える立場にあるのは私なのだが・・・

僕は、娘とは極めて仲が良いですし、魅力を良く理解していると思ってます。そしてしかるべき人にその事をしっかり分かってもらえたらいいと思っているので、驚くとかないのです。むしろ親に紹介できるくらいいい人で良かったな…と。仮に結婚をしても手の届かないところに行くから寂しいという思いもきっと生じないでしょうし。ですので、兄弟の反応が想定外だったことに驚いてしまいました。親には計り知れない複雑な気持ちがあるのでしょうね・・

南野陽子さん 「兄貴が彼女を連れてきた」は、妹の視線で兄貴が連れてきた彼女にうろたえる家族の様子が歌われているのですが、やっぱり女の子の方がこういう時は腹が座っているし、大人なんだよね。

 

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