Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

専門家といっても千差万別

専門性を獲得したいと考える人は多い世の中。専門性があれば、組織に縛られずに生きていけるし、稀少性のある専門性を獲得すれば収入だって増やしていける…

 


でも専門性というのは、あくまでも結果論としての状態。問題は確立された専門性という山への登り方。もっといえば、合っていない登り方を要求される山には登ってはいけない。

 

 

 

アカデミックな専門性を目指したい人は、綿々と同じ地を耕し続ける学究の場にいた方がいい。コンサルティングなんてのは専門性がないのに、思考の瞬発力と学習力で必死で解決策を身につけていくことで結果として出来上がる専門性。場合によってフリークライミングのような山登りになってしまう。

 

 

 

結果として山の上に立てるのかもしれませんが、ある程度の道ができた山を登っていくのと、道を自分で探しながら登っていく山登りとでは、適性や志向性も大きく分かれますよね。

 


最近、専門性という言葉に誘蛾灯のように釣られてやってくる人を見るたびに、違うんだけどな…と思うのです。