Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

満を持して

何か新しいことを始めていくのに、条件や閾値なんてないのかもしれない。結局それは新しいことを踏み出す不安や恐怖を正当化しているに過ぎなかったりもする。

 


新しい機会には積極的に踏み込んできたと思うのだけど、リクルートで働くことを意思決定するまでには6年かかった。30代半ばでHRにコンバートしたズブの素人がここで通用するとはとても思えなかったから。

 

 

 

リーマン後のコンサルティング業界は、完全に干上がっていた。そして、長駆で熱心に口説いてくれた人の熱意があった。ようやくリクルートの敷居をまたいだ。臆病だったかもしれないが、6年の時を持って身をもって学んできたことは、全方位の対応が要求される新規事業の立ち上げという局面では、大いに活きることになった。6年の経験が無かったら、とても耐えられなかっただろう。

 


時代は巡り、当時一緒に働いていた社長の銀さん、室長の黒さんと同じ年齢になった。何もない環境にサービスを立ち上げていく責任者として。

 


若くして組織を立ち上げる人もいる。でもスロウスターターな僕においては、今が頃合いだったのだろう。考えてみれば、出発点は大学1年の時に経営史で学んだシュンペーターの起業家精神だった。しかし、学んでから実践まで我ながら時間かかるわ…