引っ越してきたばかりの頃、初めて家路に向かう道が長く感じるように。旅行の一日も普段の一日と全く時間は同じなのに長く感じるものだ。
その理由は、真新しいモノを見る新鮮な刺激に溢れているから。だから、1年があっという間に過ぎていくという人は、新しい刺激のない毎日を過ごしていると言っても良いだろう。
慣れた環境を一新し一月半が経とうとしている。新たな領域を理解するために、多くの書籍に目を通し、企画書を何本も書いた。思いついた事をノオトに書き留め、インクとページを多く費やした。
時間はとても長く感じる。楽ではないけれど、充実した毎日を過ごしている。
人生は旅だ。限られた時間の中で新たな景色と自分に逢えるのであれば、成功や失敗という概念ではなく、新たな旅に自身を投じるのは全く悪くない。苦楽を伴にする相棒がいるならなおさらにね。