Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

相対性の彼方

人には様々な潜在能力が埋もれている。だから、一つのことに習熟し、そこに満足をするのではなく新たな可能性を常に模索し挑戦していくべきだ。

 


年齢を理由に模索を止めてしまうことは簡単だ。一方で幾つになっても模索をし、新たな転地を見いだす人もいる。周りから見たらドン・キホーテのように映るかもしれない。でも、本人の中では筋が通っている。

 


いい歳をして何だよ…と人目を気にし怯えながら生きているのは、挑戦する人を嘲笑うことでしか自尊心を満たせない卑屈な人。

 


人は挑戦する姿に美しさを見る。だから、オリンピックは見る人に勇気を与えるし、池江璃花子さんのようにドン底から復活した人に心からのエールを送りたくなるのだ。

 


だったら、なぜ自分が挑戦しないのか。もしかしたら、それは相対的な世界観の中での失敗、成功という価値観にずっと縛られているからかもしれない。

 


ジョブズはいいます。

 


自分はまもなく死ぬという認識が、重大な決断を下すときに一番役立つのです。なぜなら、永遠の希望やプライド、失敗する不安…これらはほとんどすべて、死の前には何の意味もなさなくなるからです。本当に大切なことしか残らない。自分は死ぬのだと思い出すことが、敗北する不安にとらわれない最良の方法です。

 


そうです。自分が死んでしまうという究極の状況においては人目を気にして成功にすがるのは全く意味を持たないことなのですよね。