Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

夢のメカニズム

人は死を目前にして、これまでの出来事を一瞬の中に見るという。それと同じように人が夢を見るときも、時系列で物語が展開されるわけではなく、出来事が一瞬のうちに絵のごとく照射されるのではないか…

 


だから、夢というのは見た直後しか克明に思い返すことはできないし、照射された絵を物語としてつなぎ合わせている過ぎないから、前後や辻褄が合わないことが多いのではないか。

 


人が覚醒しているときには、意識が働いている。この意識のおかげで記憶というものは奥にしまわれているものはなかなか出てこないし、記憶の断片がつながることもない。これが、眠りについたり極限状態に置かれたときにはリミッターが外れる。夢としての絵はそういうときに立ち上がってくる…そして、それは一瞬のことだ。

 


先日事業の構想で関わった人たちと懇親の席があった。僕は初めて会う人と話すときにおいては、たいてい聞き役、インタビュアー役に回るのだけど、そこで出た一つの話が夢のメカニズムについてだった。

 


脳のシナプスが電気的に繋がり、映像が立ち上がるのは一瞬の出来事であり、彼の話はとても的を射ていると思ったのだった。