Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

挑戦者が成功者

7年間フリーランスとしての働き方だったこともあり、会社やその中における職位というものにそこまで執着心がなかったりします。

 


報酬というものに限っていえば、タックスコントロールができた独立事業主において、可処分所得はそこそこ多く。給与所得者の手取りの少なさに当初はかなり愕然としたものです。

 


そうした立場を経験していると、いわゆる企業の中でポジションにこだわって自己犠牲を払っても、その見返りたるや実に取るに足らない。ちょっとボーナスが出る、昇給するだなんて本当にタカがしれている。

 


大手企業で管理職です役員です…って虚栄心は満たされるのかもしれないけど、その代わりに決して好きでもないタスクや期待役割を背負い込んで無理して、それが一体なんなんだと。それが死に損なった人間において、この世に生を永らえている価値や意味なのか?

 


何度自問自答しても、Noなのですよね。

 


とはいえ、アクシデンタルなことから給与所得者に戻り、いわゆる企業人のパラダイムというものに不器用ながらも合わせようとすると、大事なことをいつも置き去りにしてしまう。

 


一方で会社にいることで得られるメリットは、自分一人では成し得ない大きな仕事をすることができること。完全なる独立の場合、糊口を凌ぐために目の前の小さなことに追いまくられる。これもまた真実。

 


こうした中で、自分のビジョン、ライフワークを追い求めていくことができるのであれば、それはどういう立場であろうが、一つの成功であり、幸せなことなのであろうと思うわけです。成功というのは、僕においては得られる果実というより、自分にとって意義のあることに真っさらからトライできる機会を持てることだったりしますから。