Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

人間万事塞翁が馬

潤沢に引き合いのあった昨年度から一転し、コンサルティング、中でも人材系はかなり厳しい年になるでしょう。

 


コンサルティングは、いわゆるサービス業。金回りが悪くなれば、まずお金が回ってこないポジション。派遣や人材紹介とさして変わりがないのです。

 


学生の時は、景気が落ち込んでいるときにもコンサルティングは立て直しのために底堅い需要はあるものだ…と思っていました。ですが、いざ新卒で期待に胸を膨らませて入った会社はリセッションの波をもろにかぶって海外研修は中止。翌年の採用も凍結。考えていたイメージは幻想だったことを目の当たりにしたものでした。

 


同じ光景は、2008年のリーマンショックの時も全く同じ。この時は、コンサルティング業界は市場自体が半減以下に縮んだ。案件はなく、少ない機会に人が群がり、余剰人員を斬り捨てるための退職勧奨が社内のそこかしこで行われていた。

 


とはいえ、人材業界全体が完全に駄目かというとそんなわけではなく、声をかけてもらった再就職支援会社は業績を高く伸ばしていた。引いた目線で見てみれば、いいタイミングでドメインを変えられたのです。

 


一方でそこでのキャリアにピリオドが打たれたのは2017年。この時は、景気がよく再就職支援会社は最低レベルに業績が落ち込んでいた。一方で人事コンサルティング会社は業績拡大基調。

 


人間万事塞翁が馬

 


人生は常に計画通りに運ぶものではなく、景気を含めアクシデンタルな要素が多いわけですが。新たなポジションは様々な意味で好機なのかなと思っているわけです。