Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

「#忘年会スルー 」に思うこと

大学の部活動でどうしても馴染めないものが3つあった。それは、先輩部員による使い走り、部室での喫煙、そして酒の場だった。

基本的に野球が好きだったから、練習も含め活動には何ら不満はなかった。だが先の3つは全く好きになれなかった。だいたい…だ。自分でできることをなぜ自分でできないのか。上級生になったら人を顎で使うところに悦を見出すというセコさが知れない。

たばこは論外。嫌だったのは酒の席だった。野球をする以外は積極的に関わりたくない人間と飲む酒は、全くうまくなかった。吐くまで飲ませようとかという神経もしれたもんじゃない…納会とか最低だった。

年次が上だから無条件に威張る、職場でタバコを吸う、上司が誘う酒の席には参加必須…そういう会社に行ったら毎日不愉快だろうから絶対にいくまいと思った。

見極め方は簡単。体育会ということを評価する会社、上級生がこぞっていった業界、会社に行かなければいい。その後行ったリクルートだって、この条件に照らせば当時はスリーストラックアウト。

この時期、#忘年会スルー のハッシュタグが盛り上がりを見せている。今時なんだって感じもするけど。そういう組織はきちんと見極めれば入る前からある程度分かる。

果たして新卒で入ったプライスウォーターハウスは、いちいち面倒なしがらみのない、個人を尊重する大人の組織だった。上の目を気にして残業もしなかったし、自己責任の下の自由が確立されていた。

とはいえ、後に出会ったリクルートのある方は、酒とたばこが大好きな人だった。その人とは、誘われたらいつも喜んで夜の席をともにした。会社に誘われ、転職を決意した。外形的な条件で好き嫌いは決まらない。相手が好きならば、酒の席だって楽しいのだ。

そう、お酒は気の置けない、好きな人と飲むのなら楽しい。好きでもない同僚や上司のいる組織に身を置くから、#忘年会スルー ということになるのだよね。