Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

視線を意識する意味

様々な企業の50代社員を見る機会が多い。社員の発するオーラに、企業特有の「色」というものはあるけれど、50代ともなると外見や印象における”個人差の大きさ”というものをとかく実感する。


もはや疲れ切って老人のようになってしまっている人、まだまだ若さの面影を留めている人・・・当事者同士ですら、『あれ、お前同期だったんだっけ』なんてやり取りをしているくらいなのだから。


こうした中で共通した事象がある。それは、圧倒的な男性に交じって時折見かける50代女性の方々は、皆一様に若々しいということ。泥沼の如く”くたびれた男ども”の中に咲く、蓮の花というところだろうか。これは、個人差という範疇で説明することができないので、普遍的な法則があるのだろうと思われる。


きっと、彼女たちが若々しくいられるというのは、常々人から見られる存在であり、その目を意識して生きているからじゃないのだろうか。男社会の企業の中では、女性はマイノリティゆえ目立つし人目にさらされる立場にあるから。


少し話は違うが、吉永小百合さんがマツコ・デラックスから"若々しさの秘訣みたいなもの"を聞かれたときに、『女性であることをすててないから』と答えていたのが正に意を得た答えだと思った。これは、男女関係ないと思う。


スタイルを保つのに一番の秘訣は、人に見られ、その目を意識することで適度な緊張感を持ち続けること。でも、それは見た目に留まる話ではないのだろうね。