Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

セカンドアドバンテージ

文章を書くことが昔から好きです。

パソコン通信で知り合った文通相手の女の子とは、1年半近く週に3回ほどメールを送っていましたし、恋人にはほぼ毎日手紙を送っていました。面とあっても、電話でもハッキリ伝えきれない考えや思いというものを、言葉に置き換え伝えていくことに、執着する性質だからと思います。

学生時代に一番好きだったのも論文を執筆することでした。興味を持ったことを調べ、筋道を作り、文章に起こしていく。とにかく楽しくやりました。その様子を見たのか、大学時代の指導教授は、僕に学生から大学への提言レポートを書いたらどうだ・・とある時勧めてきました。そのレポートは、変換性能の低い日本語ワープロを使って書いたこともあり、大賞を逃して3位というオチだったのですが・・


ですから、職業というものについて漠然としたイメージしかなく、大した情報量もなかったときには、新聞社に行けたらな・・なんて思っていたときもありました。結局、文章を書くことがアウトプットの中心になる職業にはつかなかったのですが、自分の力を活かした働き方を志向していた中では、その点だけはちょっと心残りでした。


ですが、クライアントにデータやロジック、シンプルな文章を入れ込んだスライドだけではなく、時には文章で示唆を与え動かしていくのもコンサルティングの仕事。戦略系に転換して以降は文章を書く機会が増えてきました。


自分が書いた文章が雑誌に掲載されたり、組織長からの発信文章の原稿になる。新聞社や雑誌社に入ることだけが、文章を書いて仕事をすることではない、自分の思いや考えを綴れる自由度としては新聞社などより今のほうが高いのではないか・・そんなことに、気付かされたりもします。


今回、たまたまご縁があって専門書のパート執筆と、ある会社の社長名で発信する文書のゴーストライティングを、ウンウン言いながらこなしています。(正確に言うと、積んだままにしていたのをようやく崩し始めたところ)


物書き専業にしては僕は筆力はないけど、コンサルティングというメインがあっての機会。趣味はセカンドにしておくくらいの気楽さでいたほうが、意外と機会は広がるのかもしれません。さあ、気分を切り替えて本業をしなければ・・