Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

サイゼリヤと鎌倉パスタ

リサイクル家具を見に行くむきで川口に行った。川口は吉永小百合キューポラのある街』で舞台にもなったように、工場で発展した街。今や工場も大分少なくなったものの、かつての工場や倉庫が部分的に宅地化されたモザイクな街並みには、お昼を食べようにも気の利いたお店が一向に見当たらない。

 

 

 

ロードサイドに見かけたサイゼリヤに立ち寄った。子供たちが高校生くらいだった頃までよく行ったが、最近は行く機会が無くなっていた。友達同士の会話や勉強やデートらしき10代、20代が多い店内。相変わらず驚くばかりに安くて、それでいてパスタもスープもデザートも普通に美味しかった。

 

 

 

翌日は鎌倉にいった折に、鎌倉パスタに立ち寄った。鎌倉とは名がつくがサンマルクがプロデュースするイタリアンチェーン。鎌倉くんだりでわざわざ立ち寄るような店でもないのだが、混雑する時間に店を選ぶような状況でもなく、目先の店ということで立ち寄った。鎌倉山に近いここが一応本店らしい…客層は家族連れ30代Overが多く、雨のせいかお店は満員繁盛。

 

 

 

同じようなメニューで値段はサイゼリアの倍もしたのだが、倍の価値をまるで感じなかった。サイゼリヤのクオリティと価格が異次元だと思うのだが。これは海外から日本に来て食べたら間違いなく驚愕だよね…

 

 

 

驚愕といえば、学生時代に訪れたタイやマレーシアでの食事の値段。90年代前半において、タイもマレーシアも日本の半分以下。時は移り変わり、日本は当時の発展途上国を訪れるがごとく安値の食事が享受できる状況に成り変わっている。

 

 

 

今の若者は物価の安い海外に行って買い物や料理を楽しむことなんてできない。サイゼリヤはお財布に優しいから、美味しい料理で幸せな一時を過ごせる。だけどね…

 

 

 

日本はアベノミクスが始まった2012年以降で対外通貨価値が20%も下落した。そのお陰でインバウンド観光客が山のようにやって来て、株価と不動産も上がった。このメリットを享受できたのは、一部の中高年富裕層だけ。サイゼリヤは良いけど、若い人はこの現実を理解して選挙に行った方がいいよね。