小学生の時に両親、兄弟を同時に交通事故で亡くし、天涯孤独の身になった桐山。親族のいない桐山は、プロ棋士だった父親の弟子の家庭に引き取られることになった。だがプロ棋士を目指す子供たちがすむ身寄り先の家庭は、彼の存在を快くは思わず、冷徹な眼差しで見つめられる日々。だが彼にとっては将棋で強くなり生き残ることだけがすべて。
こうした環境で中学生で五段の地位まで上り詰めた桐山は、自身への嫉妬が渦巻く家から出ることを決め、隅田川の見える新川に独り暮らしを始める。
将棋と向き合うだけの孤独な日々。変わったのは、川を挟んで隣町の佃に住む川本家3姉妹たちとの出会いから。暖かい彼女たちの存在は、桐山の心を徐々に変えていく…
『3月のライオン』は、新川、佃、明石、月島といった僕が住んでいるご近所のエリアが舞台になっている。
主人公の心の置き所となっている佃に行く際に使う中央大橋。将棋会館に向かう際に使う八丁堀駅。いつもランニングで通る隅田川テラス。僕の好きないつもの見慣れた風景が美しい映像となってスクリーンに拡がります。前から思っているけど、絵になる場所ですよここは。
とても簡単に聖地巡りができるので、時間差なのですがネトフリで見ようぜ!と家族に絶賛宣伝しているわけです。物語自体もとても面白いですし、映画で主人公を演じた神木隆之介君は絶妙なはまり役。三姉妹の末っ子ももの子役さんがとっても可愛い。中央区ホームページでも3月のライオンの撮影スポットを巡るマップまで用意されてたりする。
やっぱり映画の舞台って宣伝効果抜群だものね。