Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

MandatoryではなくFanの世界

人間は、思考ですべき事を列挙することができます。一方で優先順位は感情がつけています。いつまでも手につかないTo-Doは、感情的にポジティブな意味合いがないからいつまでも手につかないわけです。

 


ですから、生産性高く仕事をしたいのであれば、感情的にプラスの意味が持てる仕事をすることですし、マネジメントの役割は、本人には気がつかないプラスの意味を気づかせてあげることです。そこでは何よりも自己に対する知識に基づいた仕事の選択が大事ですが。

 


人間のメカニズムを良くわかっていないマネジメントのすることは、仕事量の適正化や評価によるコントロールです。モチベーション2.0の世界。

 


人は、感情的にプラスに触発されことであれば、集中して打ち込むことができます。何をするか、誰と一緒にやるか、誰のためにするか。愛情や情熱を注げる事柄が3つの要素のうちに一つでも入っていれば、少々無理でも頑張れる。

 


そう、楽しみにしていた仲間との旅行であれば、毎日早起きでも良いのです。知的創造に携わる僕らにおいては、モチベーション3.0の世界観でマネジメントしていかないとダメです。

 


だから、経験やスキルより一緒に働きたいメンバーの採用に何よりこだわるし、その人が何を大事にしているのか、誰と働くのが心地いいのか、何に関心を持っているのか…を押さえた上で働いてもらうことが何より大事。

 


仕事量が多いから減らそうよ、とか案件数は3つに絞ろうよ…という単純な議論じゃないのです。Fanの世界において、効率とか適正量なんて関係ないからね。それってMandatoryの世界。

 


僕は、ワークライフバランスが大事とかいっている人は、Mandatoryのパラダイムで自分のしていることを愛していない人のプリンシプルだと思うのだよね。