Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

ふってあげる優しさ

つきあい続けた先に明るい未来がみえないのなら、早くきっぱりとピリオドを打ってあげる。それが自分のためでもあるし、相手のためになる。相手に悪い・・とピリオドを打たないままフェードアウトしようとしても、未練が断ち切れない相手は自分につきまとう。下手をするとストーカーになってしまう。時間と労力以上の喪失があとには残るだけ。


何事も終わることが次への始まり。相手のことを本当に大事に考えているのなら、次を始めていくためにきちんと終ってあげる。その時、自分が恨まれたって憎まれたっていい。中途半端に気を持たせるより、次に行かせてあげるほうがどれだけ愛があるだろう。


これは男女の付き合いだけでなく、会社と社員との関係だって同じこと。活躍できそうにない、期待に見合った貢献ができない、正直この仕事に向いていないと分かったのなら、終わりを告げてあげたほうが良い。残しておいたところで、会社に感謝をするどころか不満を言って、まともな働きをしないのがオチ。多くの企業でそうした扱いをした社員の一部は、ストーカー化しているといっても過言じゃないしね。


今夜 私 死んでしまおうかな
おどかしたって もう帰らぬ心
これ以上 あなたを疲れさせちゃ
思い出したくもない恋になる

ひたむきな視線や そのシャツの匂いが
私をすり抜けて やがて薄れていく

I Know I Know
私は今なら平気よ
I Know I Know
あなたが最後に悩まぬように
ふってあげる
松任谷由実 『ふってあげる』)


かつて別れを告げられた時。その時は相手を恨んだけど、今となってはそれは当人には辛いことで、相手への優しさだったんだってことが分かるんだよね。