本当の頭の良さとは、本質を押さえて複雑なものをシンプルに解き明かすことなのだと思います。
これが分かっていない人は、ごちゃごちゃと多くの言葉を並べたり、遠目から見ると綺麗に整理されているようで、その実よく眺めてみると何を言っているのか意味不明なドキュメントを莫大な時間を費やして作ってくるのです。
読む気もしないし、意味もわからないので本人に説明をさせる。この説明も全くよく分からない。
意味がわからない…と伝えると、本人は不服そうな顔をします。不服そうな顔をする理由は分かるのです。自分の頭の良さを自負しているから、その自分が苦労をして作ったものにケチをつけられることに精神が耐えられないのです。
こういう人に共通しているのは、説明をするときに相手の目を見ないことです。結局、自分のプライドを守ることが優先で、相手のことなど二の次、三の次。
こういう人は、素直になれないからいつまでも成長はしない。そして、本当のところは頭が悪いのだと思います。
One thing I know,that I know nothing.
ソクラテスは素晴らしいです。常にこの心構えなのだと思うのです。