相手に伝えたいメッセージ。歌詞に展開し、曲をつけ自らが歌う。シンガーソングライティング。相手の課題、要望を聞きとり、研修コンテンツに展開し、自ら講師となって対象者に届ける。それは、シンガーソングライティングに似ている。
コンサルティングファームに戻って行うようになったこと。スクラッチで研修コンテンツを作り上げ、自ら講師としてデリバリーすること。今までもセミナー講師をやったり、スポットで研修講師を行うことはあったけど、あくまで例外的。今では、基本メニューとして対応する。
先週、先々週は、6月からコンセプトを練ってきた研修プログラムの納品だった。
想定したとおりに、時間が進行できるか。ワークショップは想定通りに機能してくれるか。講師として話をするのはいいけれど、気づきの研修は受講者とのストロークや全体の化学反応が鍵を握る。だから、一回一回が一期一会の真剣勝負。
今年の実施はトライアルで計4回。最初2回はタイムコントロールに気を取られすぎて、ストロークに欠けてしまったけど、最後の二回はペースがつかめたこともあり、受講者の話をうまく引き出せて運営することができた。全体結果も上々だった。
何もないところからコンテンツを手探りで作る産みの苦しみ。未知の内容ゆえに想定通りに上手くいくかどうか分からない。とはいえ、受講者と関わることはとても楽しい。通常の問題解決系のプロジェクトとは異なる醍醐味がある。
点と点との繋がりは、後になって始めてわかる。
新たなフィールドで改めて感じることは、昔の経験を繋げて新たな価値として提供できる今の自分がいること。戻るべくして戻ってきた原点。新たな自分として。