Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

私の色は何?

これといって興味のある会社や職種といっても全くイメージできないのだけど、大手町で働いてみたいかなあ・・と言って憚らない娘。


「大手町の最新のビルで働いていたとしてもね、飽きるよすぐに。実際に働いていたけど昼食は高いし。カジュアルに自転車で通勤できるような環境じゃないし。たまに行くくらいでいいのよ」


『そもそも、お父さんってかなり変わってるし。すぐに飽きるからね。だって、大手町の普通なら絶対文句なしに行くような会社のオファー断っちゃうしね。だいたい、自転車で通勤できるようなところがいいから大手町の会社に行かないとか、理解不能だし・・』


まあ、そうかもしれない。


とはいえ。働くうえで「オフィス」なんてものは衛生要因ですから、よほど酷くなければいいのです。まあ、ハーズバーグモデルの説明を彼女にしても仕方がないので、will-can-mustで仕事は考えよう。そもそもキャリア教育学校で受けているだろ?自己分析してないの?と聞くとそんなのやっていないという。


今どきの女子大なら必ずやっていると思っていたが、あてが外れた・・うむむ灯台下暗し。娘は授業をきちんと受けているのか・・??(人のこと言えないが)


早速、RIASEC、MBTIを彼女に受けさせたわけです。今度はアンカーも受けてもらおうかな。


RIASECだとA(芸術的)、E(起業的)が高い。MBTIは、僕と同じでENFPだった。どおりでいつも気が合うはずだと思った・・


ENFPはかなりユニークなタイプなので、事務系一般職などは間違えても受けない方がいい。会社に行くのが嫌になるから。企画型の法人営業とかが一番いいんだよね。で、大手町には拘っちゃだめよ・・日本の中心で仕事している気分になるって、ドラマの主人公に憧れる地方の人みたいですもの・・君、東京の人でしょ。もっと、セルフセンターで考えなきゃね・・お父さんがどういう仕事を選んでしているか、同じタイプなんだから分るでしょう・・


『確かに、お父さんは自分に合ったいい仕事をしているよね・・運がいいよね・・』


それは、興味のあったことをキーワードにして仕事を選んだし、何度もアジャストしているからだよ。興味のあることとないことがハッキリしているし、自分に合っていない仕事をお金を稼ぐためだけに選ぶというのは、自分から牢屋に入るものだからね・・努力とか我慢とか嫌いでしょENFPはね。毎日楽しく過ごしたいでしょ?違う?

 

少し、反省したのですが。彼女はそもそも自分と僕とは全く違う世界に生きている人だと思っていたみたいです。コンサルティングという仕事をしているというだけで、自分はそんなことできないしなれっこない・・と。友人においてもそういう人というのは、相当学歴も高くて頭もよくて自信があって。自分は全然違うんだ・・と。


とはいえ、パーソナリティが似ているのであれば、仕事選びの基準においては、同じ目線で考えていくことができるはず。価値観の押し付けにもならない。もちろん、MBTIは一つの断面にしかすぎませんけど。

でも、こんな些細なことにおいても大人になっても分かっていない人が多いのですよね。だから今の時点から自分の色に関心をもって仕事を考えるというのはいいことなのだろうと思ってます。