Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

エールの台詞から

『音、その夢、僕に預けてくんねぇか。君がもう一度、もう一度夢に向き合える日がくんまで。僕がその夢大事に預かって育てるから。君の夢は僕の夢でもある。その代わり、いつか君にも僕の夢を叶えてほしい。僕の作った曲で、君が大きな舞台で歌う…音は何一つ諦めることなんかない。そのために僕がいるのだから…』

 

 

 

ようやく掴んだ主役の座なのに子供を身籠もってしまう。音は苦悩の中に落とされます。ブレスが上手くできないから、声が出ない。喜ぶ旦那さんの笑顔も重荷。よりによって、なぜ今なのか…

 


失意の底にある音に投げかけた裕一の言葉。背筋がぞぞぞときました。こんなすごい言葉をかけてあげられるなんて。

 


女は結婚したら家庭に入るべき、子供ができたら子育てに専念すべき。戦前の日本では、こんな考えが今よりもっと強かったでしょう。そういう中で、最愛の人に心からの応援ができる。さすが名応援歌の生みの親。心からの愛情にあふれています。

 


しかし、こんな台詞言えるかなあ…

 


ドラマの中には、『この子供、裕一さんが産んでよ…裕一さんは家で仕事ができるし…』という音の台詞もあります。子供を産むことは今も昔も女の人しかできない。そのせいで女性は夢も才能を活かすことも諦めるしかなかった。

 

このドラマでは二人で互いの夢を紡いでいく姿が見えるのが何とも清々しいです。