Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

道を歩む人の原則

「そこでわたしはあなたがたに言う。求めよ、そうすれば、与えられるであろう。捜せ、そうすれば見いだすであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう。」‭‭ルカによる福音書‬ ‭11:9‬

 


懸命に探していれば、捜し物は見つかる。叩き続けていれば、扉は開かれる。プロフェッショナルワークの基本は、このルカによる福音書の一文そのものではないか。

 


探していないから情報が与えられない、たたき続けていないから機会が与えられない。教育機会がない、自分のことを分かってくれない、希望通りのテーマにアサインされない…

 


事業会社で受け身の仕事をしてきた人は、ここが分かっていない。そもそも、受け身というスタンスすら。だいたい、人に決めてもらった異動配置に従うパラダイム自体が、全くの受け身なのだ。

 


プロフェッショナルワークは、キャリアデザインだって自己責任だし、教えを請えば皆親切に教えてくれるが、そうでなければお節介に教えたりしないのが通例。そして、情報や機会は自ら他人に与える人、発信する人に集まるのだ。インフルエンサーにならなければ、干上がっていくのがオチなのだ。

 

 

 

僕らの組織はその辺のプリンシプルを感じる機会が少ない。家族的だったり、お節介だったり。教育について青臭く議論していたり。いいんだけど、受け身の人が勘違いをしたままだったりする。

 


たたかない人に機会はない。上に行くこともない。それに甘んじていることも否定はしないけど、自ら機会を作る主体性や動機もなく、不満を垂れ流す人なんて、そもそもプロフェッショナルファームに来ちゃだめなんだよね。